...蝸牛庵址は「今はそれを調べるよすがもない程...
心猿 「露伴忌」
...すべての疾病と失敗とはわたしを悲しませるよすがとなり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...細君は「そんな我儘なことを」と心の中では考へたが肝腎の主人公が「厭ならよすがいゝ」と頓著しなかつたので話は其儘になつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...一枚を半分ばかりでよすと...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...へんにお察しがよすぎて...
太宰治 「新ハムレット」
...一九陸奧のつゝしか岡の馬鞭草來るほどをだに待たてやはよすかを絶ゆべき阿武隈の相見てだにと……かう書いて來てかの女は遠い遠い父親を思つた...
田山花袋 「道綱の母」
... 475かくてよすがら長髮のアカイア族は樂めり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...うちの人もあまり気がよすぎるというものよ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...道庵はいよいよすまし込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...タワケたことはいいかげんによすほうがいいわね」「あら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...従って話風の如何なりしかをおもい返すよすがともなるのであるが...
正岡容 「我が圓朝研究」
...うようよする蟻の群が10150永遠に馳せ違うのを楽んでいるとしましょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それでも彼等はちゆうちよすることなく...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...渡船の便宜(よすが)もがなと心掛け歩(あ)りくうち...
夢野久作 「白くれない」
...小生の行方を尋ねるよすがさえなくなってしまいました...
夢野久作 「暗黒公使」
...清洲(きよす)まで行っといで...
吉川英治 「新書太閤記」
...尾州の清洲(きよす)...
吉川英治 「新書太閤記」
...清洲(きよす)の町はさびしくなっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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