...きツとよすだらう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...事の真相を確かむべきよすがとてもありませんが...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...泥棒が見とがめられた為の仕業にしては、手際がよすぎる...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...雁によする恋、雲によする恋、または、衣によする恋、このやうな題はいまでは、もはや都の冗談に過ぎぬのでござりまして、その洒落の手振りをただ形だけ真似てもつともらしくお作りになつては、とんだあづまの片田舎の、いや、お聞き捨て願ひ上げます...
太宰治 「右大臣実朝」
...よすぎる男を思って苦労している...
太宰治 「逆行」
...雷雲よする天王の宮殿の中進み入り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さうなれば借りた奴らは足ぶみもしずに蔭で「あんまり人がよすぎるで」なぞと嘲笑つてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...旧記に見る所の実朝(さねとも)の墓も今は尋ぬべきよすがもなし...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...当時をしのぶよすがさえも全部失った...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...身許を知るよすがともなるようなものは一切発見出来なかったこと――くらいで充分であろう...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...それぢやあんまり虫がよすぎる...
牧野信一 「眠い一日」
...何處へ行くも刺滿ち/\て出づるによすがなし...
正岡子規 「花枕」
...……どうしたえ仙太公? おい?仙太 (いきなり段六の胸倉を取って)去年の師走二十五日、闇の晩、佐分利の繩手で追い打ち! 嘘うこけ、段六!段六 こ、こ、こ、苦しい、あによすっだい、これ! 嘘でねえ、嘘をついても何になるだ?仙太 ……(段六から手を離して、ユラユラしながら暫く自分の前を見詰めて立っていたが、足が身体を支えきれなくなって、アムと低い唸声を出したまま前にのめり、うつ伏せに地に転がる)段六 こ、これ! どうしたのじゃ、仙太公! これっ! 出しぬけに、まあ……仙太よっ!(丁度そこへ門内奥、山上より急ぎ足に話しながら出てくる前出の仲間姿の井上と加多源次郎、それに隊士の水木の三人)水木 こない所を見ると、一緒に進発したのか、仙太は?加多 そんな筈はない、山上にくるように早田にいっといたのですから...
三好十郎 「斬られの仙太」
...「これはあまりよすぎて私の役にはたちにくい」と言いながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そしてあの世棄人(よすてびと)も...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...――くよくよするなッてことよ...
吉川英治 「大岡越前」
...清洲(きよす)時代からの莫逆(ばくぎゃく)の友であり...
吉川英治 「新書太閤記」
...八代洲堀(やよすぼり)を矢のように漕(こ)がせて去った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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