...蝸牛庵址は「今はそれを調べるよすがもない程...
心猿 「露伴忌」
...一つは作者自身の楽しき追憶(ついおく)のよすがにし...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...私はよすどころでなく毎日仕事場へいかねばならなくなった訳であります...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...けさは機嫌(きげん)がよすぎて...
太宰治 「パンドラの匣」
...くよくよするな、すなほにおほらかに、けちけちするな...
種田山頭火 「其中日記」
...四隅(よすみ)を金(きん)に立ち切った箔(はく)の小口だけが鮮(あざや)かに見える...
夏目漱石 「虞美人草」
...豐公一代の豪奢の跡をしのぶよすがには...
羽田亨 「聚樂廻り」
...タワケたことはいいかげんによすほうがいいわね」「あら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...すっかり気に入ったが、値もよすぎる、八百十四円也...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...殿へはこちらからは使いをやるよすがさえ無いのが...
堀辰雄 「ほととぎす」
...ここで別れたと追想するよすがにしたい気持であった...
本庄陸男 「石狩川」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...「よすものですよ」と言ッて自分の泣き貌を見て...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...或いは本来はこのうえもない立派な児であるけれども凡人の家にとっては善過(よす)ぎるために...
柳田国男 「山の人生」
...もうそのくらいでよしにしろ」「よすもんか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...これへ押しよするぞ」とさわぎ出して...
吉川英治 「三国志」
...心からの世捨人(よすてびと)とおなりなされたのですか」「もし...
吉川英治 「神州天馬侠」
...那古屋(なごや)や清洲(きよす)のとくい先の家族だの...
吉川英治 「新書太閤記」
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