...体をよじりながら枕からずり落ち...
梅崎春生 「狂い凧」
...必死に打ち消すように身体をよじりながら...
梅崎春生 「日の果て」
...しばらく腹をよじり声を忍んで笑いました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...いよいよじりじりしはじめた...
大阪圭吉 「三狂人」
...“尻をよじりよじり舞う者”という意味で...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...叩かれまいと身をよじりながら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...足がいよいよじりじりと砂地の中に喰い入るばかりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...おびただしい蠑(いもり)が身をよじり合いながらメラメラと匍い廻っている...
久生十蘭 「魔都」
...始終からだをよじりつづけています...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...蛇のような尻尾をうしろの方で毒々しくよじりながら...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...なんとかしてよじり上ろうと身を悶えさせつつ...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...人間感情の紛糾を、真に解決しよう、真に発展させよう、社会的な本源につきつめて究明してゆこうというより、社会的なものだ、相対的なものだ、という一定の観念の上に立って現実にはごたつく気持の縺(もつ)れ合(あ)いに身をまかせ、身をよじり、手をふりしぼる心の姿態を作家的自覚によって描いてゆく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おなかの皮をよじりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...腕をよじり歯を喰いしばらないではいられなかったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どこがいけないのさ」私も負けじと吊皮で身をよじりながらこたえた...
山川方夫 「演技の果て」
...身をよじり返して何か一声吠えたと思うと...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索