...――『これからは何卒(なにとぞ)よしなに御指導(ごしどう)くださいますよう……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...先生よしなに、とは言い得ないで、秘し隠しをする料簡(りょうけん)じゃ、汝(うぬ)が家を野天(のでん)にして、婦(おんな)とさかっていたいのだろう...
泉鏡花 「婦系図」
......
三好達治 「故郷の花」
...それまでは窮屈を辛抱して貰わねばならぬ」「すべてよしなにおたのみ申しまする」なにもかも任せきったという態度である...
山本周五郎 「新潮記」
...ただよしなにお言伝(ことづけ)しておいてくれ...
吉川英治 「江戸三国志」
...「よしなに……」と...
吉川英治 「黒田如水」
...よしなに伝えてくれい」「えっ……では私は...
吉川英治 「剣の四君子」
...よしなに旅途の困難を披露しおけば...
吉川英治 「私本太平記」
...お心落しなく、元弘二年の新玉(あらたま)をお迎えあらせらるるよう、何とぞよしなに、ご奏聞(そうもん)のほどを」道誉は、告げ終ると、廂(ひさし)から鎖木戸(くさりきど)の方へ、さっと戻りかけた...
吉川英治 「私本太平記」
...よしなに」「探題殿にも...
吉川英治 「私本太平記」
...よしなに披露いたしましょう...
吉川英治 「私本太平記」
...そしてあとは若御料(わかごりょう)がよしなにここを治(おさ)め給えと...
吉川英治 「私本太平記」
...よしなに」と、一ト言、仰っしゃったきりだった...
吉川英治 「私本太平記」
...よしなにお取次ぎを」「ああ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...よしなにお伝えを」口愛想はよいが...
吉川英治 「新書太閤記」
...舅姑御(しゅうとご)たちへよしなに...
吉川英治 「新書太閤記」
...よしなに達しおかれたいと...
吉川英治 「新書太閤記」
...君前よしなにお取り繕(つくろ)いねがいたい」友矩は...
吉川英治 「柳生月影抄」
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