...揺籃(ゆりかご)のように軽く体をゆすられるここちよさ...
芥川龍之介 「大川の水」
...平生あまり人に臆せぬおとよさんがとかく省作に近寄りたがるふうがありながら...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...もう私はお暇した方がよささうです――永のお暇を...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...聞くもうるわしい兄妹の仲のよさでありました...
海野十三 「怪塔王」
...「頭のよさそうな方じゃないか...
太宰治 「黄金風景」
...犬に食わせる麺麭(パン)の片(かけ)らぐらい頒(わ)けてくれたってよさそうなものだ...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...ちょっと考えただけでは動物園の実物の方がよさそうに思われるであろうが...
寺田寅彦 「教育映画について」
...こまやかな顔色の鮮(あざや)かさと気質(きだて)のよさそうな様子とのために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...王は先祖のアンリ四世からうけついできた心よさをもってその少年の手助けをし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私はもとからおいよさんに執着しては居なかつた...
長塚節 「隣室の客」
...品のよさがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...縹渺(ひょうびょう)たる響灘(ひびきなだ)を望む景色のよさと...
火野葦平 「花と龍」
...それは私に小熊さんとしての珍しさと心持よさとを与えたのであった...
宮本百合子 「旭川から」
...インテリジェンスが只ものわかりよさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その後の生活の足場とした方がよさそうに考えられます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...気高(けだか)い品のよさがあの方のものだったのですからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...たいした我慢づよさだといってよい...
吉川英治 「紅梅の客」
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