...自分は(稿者は)先づ自己をよりよくすることから出發しようとした...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ある社會學者は浮世を住みよくするために...
竹久夢二 「砂がき」
...内儀さんにはよくする方なんだ...
徳田秋声 「新世帯」
...よくする処ではない...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...で最も都合よくするには...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...継母と子を仲よくするようにしつけてゆけば...
永井隆 「この子を残して」
...それもお品(しな)を快(こゝろ)よくする一(ひと)つであつた...
長塚節 「土」
...すわり心地をよくするためさまざまな書類を見境もなく尻(しり)の下に詰めこんだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...新舞踊をよくする人とは会談どころか出演料のことで二日目から正面衝突をしてしまい...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...あなたの研究は人間の健康をよくすることだから...
三浦環 「お蝶夫人」
...私はよくするということを意識していたと思われます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とうてい一家数反の田を作ろうとする者のよくするところではないからである...
柳田國男 「地名の研究」
...手も足もないヌッペラボーと仲よくするものか...
夢野久作 「章魚の足」
...御機嫌をよくするといふ...
吉川英治 「折々の記」
...仲をよくするというまで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...左様な忍耐は市松のよくするところでございません...
吉川英治 「新書太閤記」
...酒など飲むと、舞をよくするし、剽気(ひょうげ)たところがあって、おもしろい男だというので、頼朝にひき留められ、この配所に、もう半年の余も懸人(かかりゅうど)になっている暢気(のんき)な男だった...
吉川英治 「源頼朝」
...気をよくするどころか...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索