...しばられた袂の中からようようの思いで襷(たすき)をさぐりだすと...
有島武郎 「星座」
...ようよう飛沫(ひまつ)雨のごとき中に下り立ちて...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...日影ようよう傾く頃...
泉鏡花 「活人形」
...暫(しばら)くしてようよう息を吹き返した...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...年はようよう二十歳(はたち)ばかりでいらっしゃる...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...かれは松の陰に腰をかけてようようとして流れ去る大河(たいか)に眺めいった...
田山花袋 「田舎教師」
...遅うまで済みまへん」彼女はそれをしおにようよう立ち上がって...
近松秋江 「霜凍る宵」
...大河の溶々(ようよう)は無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何ぞそれ雍容(ようよう)悠長なる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ようよう橋の下まで戻って来ることが出来ました...
豊島与志雄 「泥坊」
...それを通り過ぎてようよう脳天に達した時...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ようように落着かして要領をききただすと...
久生十蘭 「魔都」
...ようようその場を取り繕って寺を出たが...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...十二月十六日にようよう家に帰った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「あえ、この人ったら! だれか見てるして」お高は、一息ひと息に途切らして、ようよう、こう囁いた...
矢田津世子 「凍雲」
...ようよう泣き歇んで...
矢田津世子 「凍雲」
...ようよう体の痛みも癒えたので...
吉川英治 「江戸三国志」
...意気揚々(ようよう)と...
吉川英治 「三国志」
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