...好印象を与えた容子(ようす)だった...
芥川龍之介 「将軍」
...外の容子(ようす)を覗いて見た...
芥川龍之介 「貉」
...そのようすは、まるでさなぎを裂(さ)きやぶろうとでもしているようでした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...さっきの地下室のようすを...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...脱然(ぐったり)とした様子(ようす)で両(りょう)の拳(こぶし)を頬(ほお)に突(つ)く...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...まずようすから察すると猫……それも年をへたよほどの怪猫らしく思われます...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...第一に飮用水(いんようすい)を汲(く)むべき泉...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...凡(すべ)てが騷(さわ)ぐ間(あひだ)に在(あ)つてさうして居(ゐ)る二人(ふたり)の容子(ようす)は態(わざ)とらしく見(み)えるまで際立(きわだ)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...「そんなこた仕(し)なくつたつて何(なに)もよかりさうなもんだね」内儀(かみ)さんは勘次(かんじ)の餘(あま)りに懸念(けねん)らしい容子(ようす)に疾(とう)から心(こゝろ)づいたことがあつた...
長塚節 「土」
...だいどころのようすをはっきりみることが出来ません...
林芙美子 「お父さん」
...容子(ようす)を知らせろと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...熔岩(ようがん)を流したりしているようすはもちろん...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...そしたらさっきから仕度ができてめずらしそうにこの新らしい農夫の近くに立ってそのようすを見ていた子供(こども)の百姓(ひゃくしょう)が俄(にわ)かにくすりと笑(わら)いました...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...繁次は石垣にしがみついたままこのようすを見ていたが...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...ようすをみようと云った」四...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...そんなことにさえ気づかないようすであった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...おのぶはそのようすを...
山本周五郎 「さぶ」
...べつだんな容子(ようす)もなく...
吉川英治 「新書太閤記」
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