...他人事(ひとごと)とは思われないような容子(ようす)で...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...あるものは、洞窟にもぐりこんで、中のようすを、しらべようとしています...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...持ちばを動くようすがありません...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...いかにも自然なようすで四人の山売のうしろにくっついて歩きながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ついぞ、荒(あら)い言葉ひとつ口から出したことがなかっただけに、このようすには、なにか底知れないようなところがあった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...たいへん優雅なようすで向き合っている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...襤褸にくるまった二十日鼠といったあわれなようすで...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...不貞腐ったようすでそらうそぶいている...
久生十蘭 「魔都」
...何か這入りたくもあり這入りたくもなしといった様な容子(ようす)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...このようすをのこらず見ていたのです...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「三枚のヘビの葉」
...管理にはやはり手数をようする...
柳田国男 「母の手毬歌」
...変ったようすはまったくなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...話のようすでは客の座敷に出ないほうがよさそうだから...
山本周五郎 「契りきぬ」
...このようすは筒ぬけにわかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「やア……やア……やア奇態(きたい)だ」なにもかも忘れはてたようすである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...落ちつきはらったようすに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ようすをさぐっておいたので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...平家のこの専横ぶりを憎く思(おぼ)し召(め)されている容子(ようす)があると見てとると...
吉川英治 「親鸞」
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