...頭を下げる容子(ようす)も見せなかった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...町のようすについて三根夫はくわしく答えることができた...
海野十三 「怪星ガン」
...いよいよたけだけしいようすになって...
海野十三 「火星兵団」
...ようすがわかりませんでしたが...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...明智のようすをねっしんに見まもっていました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...ようすを見ていておくれ」と...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...此(こ)の儘(まゝ)では二人(ふたり)は迚(と)ても添(そ)はされぬ容子(ようす)だからどうしても一(ひと)つに成(な)らうといふのならば何處(どこ)へか二人(ふたり)で身(み)を隱(かく)すのである...
長塚節 「土」
...クロはいつものように立ちあがってくるようすが見えません...
新美南吉 「正坊とクロ」
...せっかくだけど……」とりつく島もないようすだった...
久生十蘭 「金狼」
...そもそもなんの意味をなすものであろう……気どったようすで扉があいて...
久生十蘭 「金狼」
...御心配の御容子(ごようす)だが――」「でも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ひどく腹(はら)をたてたようすです...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...そのようすは食事をしているというより...
山本周五郎 「季節のない街」
...家ぬしの熊造があらたまったようすで再縁のはなしをもちだした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...クロがだいぶつかれているようすなので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この若者の容子(ようす)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...はっと酒中の記憶をよみがえらせた容子(ようす)である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...中のようすを窺(うかが)ったことがある...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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