...一秒間(いちびようかん)に四五回(しごかい)の往復振動(おうふくしんどう)になつて漸(やうや)く急激(きゆうげき)な地動(ちどう)としてわれ/\の身體(しんたい)にはつきりと感(かん)ずるようになる...
今村明恒 「地震の話」
...最初(さいしよ)から二三十秒間(にさんじゆうびようかん)で收(をさ)まつたとはいへない...
今村明恒 「地震の話」
...それから後(あと)三十秒間位(さんじゆうびようかんぐらゐ)は...
今村明恒 「地震の話」
...ふたりで森の中のせいようかんをたんけんすることになりました...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...羊羹色(ようかんいろ)になった黒セルの夏服...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...りっぱなようかんがたっていました...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...ぽけっと小ぞうは、そのようかんが、あまりへんなかっこうをしているので、そばまでいってみました...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...このようかんだけが...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...草色の羊羹(ようかん)が好きであり...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...テーブルの上には屑羊羹(くずようかん)に塩煎餅(しおせんべい)...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...羊羹(ようかん)色になった背広の...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...厚切りの羊羹(ようかん)とこぼれるばかりの愛嬌とを一緒に持って来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...羊羹(ようかん)色になった破れ御衣(ごろも)に包んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それとも芝の紅葉館(こうようかん)で...
松崎天民 「友人一家の死」
...梅羊羹(うめようかん)は裏漉にしたのを葛(くず)とゼラチンで寄せたのです」玉江嬢「梅のお菓子では山形の熨斗梅(のしうめ)と甘露梅(かんろうめ)が結構ですね...
村井弦斎 「食道楽」
...彼女が来てから間もなく倉屋の黒羊羹(くろようかん)を沢山(たくさん)に持って病院に挨拶に来た...
夢野久作 「少女地獄」
...古ぼけた詰襟(つめえり)の上衣(うわぎ)の上から羊羹(ようかん)色の釣鐘マントを引っかけ直しながら...
夢野久作 「木魂」
...腰間(ようかん)の一水は...
吉川英治 「剣の四君子」
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