...上を見るとうす暗い中に夏服の後ろ姿がよろけるように右左へゆれながら上って行く...
芥川龍之介 「槍が岳に登った記」
...紙のボートは、はげしくゆれて、ときには、目がまわるほど、くるくるとまわります...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「すずの兵隊さん」
...カゲロウは、ゆれている、やわらかな草のくきの上に、そっととまりました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「年とったカシワの木のさいごの夢」
...長い長いトンネルをぬけて炎天廃坑日ざかりの煙突また煙吐いてゐるけふは誰か来てくれさうな昼月がある親船子船すずしくゆれてゆく非常時色古い葉新らしい葉七夕の竹は立て八月五日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...凧はゆれ動いて、枝からはなれました...
豊島与志雄 「椎の木」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...柳の並木が風にゆれ...
火野葦平 「花と龍」
...其(をい)を時々洗濯し取替用ゆれば一入よし...
福澤諭吉 「養生の心得」
...進もうとしてゆれもがく自転車を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...緑色の羽が一本ふらふらゆれている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...その上にゆれていました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...がたがたゆれながら...
宮島資夫 「清造と沼」
...彼方側の襖の日かげがゆれて母が立って来た...
宮本百合子 「雲母片」
...暗い波の中でガブガブとゆれているのを見ている時に僕が感じた肉體にくらべりや...
三好十郎 「肌の匂い」
...字は孺礼(じゆれい)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...をりをり見ゆれど...
森鴎外 「うたかたの記」
...ゆれ過ぎてゆく釣竿の一団の中に...
横光利一 「夜の靴」
...舟のゆれないように...
吉川英治 「大岡越前」
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