...ごゆるりとお樂しみ下さい...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...どうぞごゆるりと……」と小腰をかがめて坂をおりていったお幾が...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...ごゆるりとなさいましよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...ごゆるりと」宿の主人が...
中里介山 「大菩薩峠」
...早蕨(さわらび)に似たる曲線を描(えが)いて巌角(いわかど)をゆるりと越す...
夏目漱石 「虞美人草」
...ゆるりと御あったまり下さい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...まあ今のうちに昔のお話をゆるりとしておくことだと思うのですがね」などと言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ゆるりとお休みあそばせ...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...ゆるりと一同が食事をしてもまだ夜中にはならない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...こんなお客でも、又隱席の釜鳴りは、まあおゆるりと、云ふやうに靜な鳴りをひそめてをられた...
吉川英治 「折々の記」
...ゆるりと寛(くつろ)ぐと致しましょうわい」また今日も...
吉川英治 「剣難女難」
...お汝(こと)もゆるりと...
吉川英治 「私本太平記」
...ごゆるりとお休みなさるがいい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...亥(い)の刻(こく)まで、お待ち申そうほどに、ごゆるりと、お名残をつくされたがよい...
吉川英治 「新書太閤記」
...ゆるりとおれ」とたんに...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお、ゆるりと、そのとき話そう」と、告げて別れた...
吉川英治 「平の将門」
...ごゆるりとお支度をなさいませ」頭の青い男芸者や仲居たちがすぐ駕の屋根からはきものを取ってそろえると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ゆるりと正月をしてくれ」竣工の日...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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