...赤い真綿のやうな火が、ゆらゆらする...
芥川龍之介 「芋粥」
...我々もそれと一緒にゆらゆらするのであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...陽炎(かげろう)のようなものが立つのか像はゆらゆらする...
梅崎春生 「日の果て」
...ゆらゆらする うすあかいつぼみの花をひとつひとつ あやぶみながらあるいてゆくやうです...
大手拓次 「藍色の蟇」
...あつたかい ゆらゆらする蛇のやうに なめらかに やさしくあなたの美しい指で わたしの頸をめぐらしてください...
大手拓次 「藍色の蟇」
...青味を帯びてゆらゆらする水の流れ工合や...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...橋が朽ちてゆらゆらするのでともすればこぼれさうになる...
中勘助 「銀の匙」
...たださえゆらゆらするフロックの裾が...
久生十蘭 「だいこん」
...あのせまいゆらゆらする橋(14)のような...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...床板がゆらゆらする...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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