...床の上をゆらゆらと動いているのだった...
海野十三 「火星兵団」
...紫煙をゆらゆらと高く...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...風にゆらゆらゆらいでいる...
海野十三 「大空魔艦」
...大風に吹かれるように右へ左へゆらゆらと揺れます...
中里介山 「大菩薩峠」
...ねたなりでしっぽをゆらゆらふっています...
林芙美子 「お父さん」
...誰も彼もがゆらゆらと揺れながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ゆらゆらと流れて行く雲の間に屹立してゐた...
北條民雄 「邂逅」
...あのせまいゆらゆらする橋(14)のような...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...ゆらゆらと浮游してゐる眠気には薄ら甘い陶酔を覚えた...
牧野信一 「F村での春」
...お雪は重い腕を組んで上半身を前後左右にゆらゆらと動かせながら...
牧野信一 「沼辺より」
...ゆらゆらとねむたそうに揺れていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...ゆらゆらと揺れながらひどく緩慢に登ってくるのが見えた...
山本周五郎 「風流太平記」
...ゆらゆらと揺りながら...
山本周五郎 「夕靄の中」
...ゆらゆらと明りを揺らせて歩いてくる...
吉川英治 「江戸三国志」
...まことの戦沙汰なら、足利どのが、ゆらゆら、この雪の日を、大路を打たせて通るわけはない」しかし、これらは庶民のふし穴観測に過ぎないもので...
吉川英治 「私本太平記」
...俯(う)ッ伏(ぷ)せになった水死人(すいしにん)が水草(みずぐさ)の根をゆらゆらとはなれる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いつまでその灯はゆらゆら蘇生(よみが)えりの冴えに戻ろうともしない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...老僧の顔にゆらゆらとうごいた...
吉川英治 「親鸞」
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