...しじゅうじくや葉をゆらゆらさせていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...主人の目の前をすたすたゆらゆらと通り過ぎていったのだそうな...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...ゆらゆらと、かげろうが燃え立っていた...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...」龜はゆらゆら沈下する...
太宰治 「お伽草紙」
...物影がゆらゆら動いてゐる...
太宰治 「「人間キリスト記」その他」
...治療した歯の隣の歯を軽くつついてそれがゆらゆら動くのを見つけて驚いたような顔をした...
寺田寅彦 「自由画稿」
...大風に吹かれるように右へ左へゆらゆらと揺れます...
中里介山 「大菩薩峠」
...ゆらゆらしていた...
夏目漱石 「こころ」
...春は幔幕のかげにゆらゆらとして遠く俥にゆすられながら行つてしまつた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...眼もあやにゆらゆらとゆらめきわたる...
久生十蘭 「肌色の月」
...こいつはマレモノですぜ」鶏冠はズタズタに裂けて磯の血色藻のようにゆらゆらし...
久生十蘭 「春の山」
...風のまにまにゆらゆらと揺れている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...金モールつきのお仕着せを著た従僕がゆらゆら揺れながら立っていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...壁がゆらゆらと揺めいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...再びゆらゆらと燃え上った...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...まあおいらの話を聞いてくれってんだ」佐吉は盃を持った手をゆらゆらさせ炬燵の上へかぶさるようにして云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ゆらゆらと揺れているのを...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ゆらゆらと明りを揺らせて歩いてくる...
吉川英治 「江戸三国志」
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