...家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになつてしまつていた国民全体の文化的無気力...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...わたしはそういう人々にその追求をゆだねる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...二つ三つ痙攣(けいれん)的にうごめくかと思うとかれらはその水の魂を死にゆだねる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...何の躊躇(ちゅうちょ)も無く気軽に身をゆだねる事が出来るのです...
太宰治 「パンドラの匣」
...そうして身を学問にゆだねるにこしたことはない...
夏目漱石 「三四郎」
...私の身體を眠りにゆだねるのを許した...
堀辰雄 「水族館」
...顧問団の手に全面的に進退をゆだねるという...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...この凶悪事件をあなたにゆだねるべきと判断されたからです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...人が大きな幸福に身をゆだねるごとく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...長年の苦労によって築きあげられた自分の事業に丁寧に親切なみがきをかけていよいよ尊くなりまさって行く時に死の手にその身をゆだねる事を誰が喜ぼうぞ...
宮本百合子 「悲しめる心」
...その屍(しかばね)の最後の一片までを民自党の人民抑圧の政策の利用にゆだねるという悲惨な形で...
宮本百合子 「権力の悲劇」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...第二十七章 真偽の判断を我々人間の知恵にゆだねるのはとんでもないことこの章は第一巻第三十二章および第三巻第十一章とくらべて読むことが必要である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかに様々な悪行に毎日我々はこの身をゆだねることであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...* 第一巻第二十七章「真偽の判断を我々人間の知恵にゆだねるのはとんでもないこと」...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の生命と健康とを医者たちの勝手な支配にゆだねるあのわらうべき考えに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼を毛深いこわばった手にゆだねるとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一切(いっさい)の権限(けんげん)はそちにゆだねる...
吉川英治 「私本太平記」
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