...踊り手は、単調な有様で歩きまわり、身体をゆすり、頭、腕、脚はいろいろな形をした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一つ揺直(ゆすりなお)して...
泉鏡花 「縁結び」
...からだを一ゆすりして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ゆすりあげてから...
海野十三 「少年探偵長」
...今の世代が要求する特定の模様を発見しようとして覗(のぞ)き眼鏡(めがね)をゆすり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...とばかり申して膝をゆすり...
太宰治 「乞食学生」
...見い健!」お母さんは立ちどまって背の健をゆすりあげた...
壺井栄 「大根の葉」
...背の妹をゆすりあげていった...
徳永直 「白い道」
...身体(からだ)を軽く左右(さゆう)にゆすりながらお豊の顔をば何の気もなく眺めた...
永井荷風 「すみだ川」
...そのまま諸(もろ)に肩をゆすり上げて――「あばよ!」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...名優の強請場(ゆすりば)に見るやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御直参(ごじきさん)の大身へ強請(ゆすり)がましい事を言って来るとは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...強請(ゆすり)や脅かしにしたところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...押借強請(ゆすり)はやらないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...焦ら立たしそうに貧乏ゆすりをしている...
久生十蘭 「魔都」
...はなはだしきは旦那が人足をゆすりて酒代を取るに至れり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...少年が網をゆすりはじめたとたん...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...当然、それには耐えない野性の持ち主は、押込み、ゆすり、追(お)い剥(は)ぎ、かっさらい、あらゆる食うべきための悪を悪ともせず、市井の闇や裏道に跳梁(ちょうりょう)する...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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