...埒がゆさゆさと揺(ゆす)ぶられても...
有島武郎 「星座」
...立上って座敷の柱をゆさゆさと揺ぶり...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...本艇はゆさゆさと揺れだした...
海野十三 「怪星ガン」
...それからじんじんゆさゆさと...
海野十三 「恐竜島」
...さきの警官は、これにくっせず、またはしごをのぼって、屋根に手をかけようとしましたが、四十面相は、それを待ちうけていて、また、はしごを、ゆさゆさと、ゆさぶるのです...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...ゆさゆさと風にゆられる若葉が...
徳田秋声 「あらくれ」
...伸びすぎた断髪をゆさゆさとゆすぶり...
久生十蘭 「金狼」
...唯車が躍って菰(こも)が魂の有るようにゆさゆさと揺(ゆれ)るのが見えたばかりで...
二葉亭四迷 「平凡」
...ぽってりと青葉を着けた枝がゆさゆさと涼しい音をたてた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...樹はゆさゆさとゆすれ大へんにむしあつくどうやら雨が降(ふ)って来そうなのでした...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...花の波がゆさゆさと揺れる...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...ゆさゆさと片膝をゆすった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ゆさゆさと揺れて眼を醒した一夜の寝苦しさを矢代は思い出した...
横光利一 「旅愁」
...暴風にゆさゆさと大きく揺れていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこからゆさゆさとあとへ引っ返して行った...
吉川英治 「新書太閤記」
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