...しかもその動いてゆく先は...
芥川龍之介 「大川の水」
...食べものもずっとゆく先々で京都にいる時とあまり変らぬ日本料理がいただけたし...
上村松園 「中支遊記」
...このゆく先は知れた事...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「姉さんはとうとう都おちだぜ」「都おち?」「落ちゆく先きは九州相良(さがら)とか何とかいわなかったかね...
林芙美子 「泣虫小僧」
...彼の落ゆく先は、大抵見当がついている...
松本泰 「秘められたる挿話」
...出かけてゆく先きは山ノ宿の方角だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そんな仕事の間にゆく先をきめます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし、芸術至上主義をそれなり肯定すれば、おちゆく先は、経来ったところを見て明らかなのですから、やはり「人間性一般」的あぶないところに落ちこみます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...駕籠に乗ってゆく先を云うと...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「どうせゆく先に望みがねえんなら...
山本周五郎 「さぶ」
...自分のゆく先を知られたくないようすだった...
山本周五郎 「新潮記」
...「それがおまえの申し訳か」「私は」と彼は云った、「事実を申上げているのです」「噂はすっかり弘(ひろ)まっている、本宿のほうでも評判になっているそうだが、加島家へはどう挨拶するつもりだ」「これはわたくしごとで、加島家とはなんの関係もありません、したがって、べつに挨拶をするとか弁明をする、などという筋合はないと思うのです」と彼は云った、「あの娘は自分の家も知らず、ゆく先も、自分の名さえも覚えていません」「それはもう聞いた」「雨に降りこめられた夕闇の辻堂の中で」と彼は口早に続けた、「その夜の泊りもわからず、途方にくれて泣きながら、おかあさまと呼んでいる姿をごらんになったら、貴方にも見ぬふりはできないことでしょう」「加島家から苦情が来ている」田原はまた庭のほうを見た、「その娘がまったく縁もゆかりもないのなら、そんな者のために大切な縁談をこわすことはない、もういちど私が口をきくから、娘はすぐ家から出てゆかせるがいい」正四郎は額をあげて云った、「私には、あの娘を追い出すことはできません」「そんなことを云い切っていいのか」「私にはできません、理由はわかりませんが、とにかく私一人を頼みにして来た、ほかに頼る者がいないのですから」田原権右衛門は暫くして云った、「――では、加島家のほうは破談にしよう」「やむを得ません」と彼は云った、「これだけの事情をわかって頂けないとすれば、私としてもお心のままにと申上げるほかはありません」「わかった、用事はこれだけだ」正四郎は田原家を辞した...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...万三郎はそのゆく先をつきとめようと決心した...
山本周五郎 「風流太平記」
...これからゆく先の長い年月...
横光利一 「微笑」
...どうせこッちも足を向けてゆく先...
吉川英治 「江戸三国志」
...なぜならば、ゆく先は、敵国の領地――岡崎への間道にあたる徳川方の森川権右衛門の城まで行って、この墨付(すみつき)を、届けてもらいたいのじゃ」秀吉は、そのわけを、云いふくめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...こう生涯を仕ります」「おん身のゆく先には仏光がある...
吉川英治 「親鸞」
...生きてゆく先で、よく心と心で話してみるがいい、……お次には、おれから云ってある事がある』みりっと、寺の藪(やぶ)で、生木(なまき)の踏み折れるような響きがした...
吉川英治 「山浦清麿」
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