...そのこゑのさりゆくかたはそのこゑのさりゆくかたは...
大手拓次 「藍色の蟇」
...わがゆく海わがゆくかたは...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...わがゆくかたは、野胡桃の實は笑みこぼれ、黄金なす柑子(かうじ)は枝にたわわなる新墾(にひばり)小野のあらき畑、草くだものの釀酒(かみざけ)は小甕(こみか)にかをる――「休息(やすらひ)」と、「うまし宴會(うたげ)」の場(には)ならじ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...わがゆくかたは、末枯(うらがれ)の葦(あし)の葉ごしに、爛眼(ただらめ)の入日の日ざしひたひたと水錆(みさび)の面にまたたくに見ぞ醉ひしれて、姥鷺(うばさぎ)はさしぐむ水沼(みぬま)、――「歎かひ」と、「追懷(おもひで)」のすむ郷(さと)ならじ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...わがゆくかたは、八百合(やほあひ)の潮ざゐどよむ遠つ海や、――ああ、朝發(あさびら)き、水脈曳(みをびき)の神こそ立てれ、荒御魂(あらみたま)、勇魚(いさな)とる子が日黒みの廣き肩して、いざ「慈悲」と、「努力(ぬりき)」の帆をと呼びたまふ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...この書を後藤寅之助氏にささぐわがゆく海わがゆくかたは...
薄田淳介 「白羊宮」
...わがゆくかたは、野胡桃(のぐるみ)の實(み)は笑(ゑ)みこぼれ、黄金(こがね)なす柑子(かうじ)は枝(えだ)にたわわなる新墾(にひばり)小野(をの)のあらき畑(ばた)、草(くさ)くだものの釀酒(かみざけ)は小甕(こみか)にかをる、――『休息(やすらひ)』と、『うまし宴會(うたげ)』の塲(には)ならじ...
薄田淳介 「白羊宮」
...わがゆくかたは、末枯(うらがれ)の葦(あし)の葉(は)ごしに、爛眼(ただらめ)の入日(いりひ)の日(ひ)ざしひたひたと、水錆(みさび)の面(おも)にまたたくに見(み)ぞ醉(ゑ)ひしれて、姥鷺(うばさぎ)はさしぐむ水沼(みぬま)、――『歎(なげ)かひ』と、『追懷(おもひで)』のすむ郷(さと)ならじ...
薄田淳介 「白羊宮」
...わがゆくかたは、八百合(やはあひ)の潮(しほ)ざゐどよむ遠(とほ)つ海(うみ)や、――あゝ、朝發(あさびら)き、水脈曳(みをびき)の神(かみ)こそ立(た)てれ、荒御魂(あらみたま)、勇魚(いさな)とる子(こ)が日黒(ひぐろ)みの廣(ひろ)き肩(かた)して、いざ『慈悲(じひ)』と、『努力(ぬりき)』の帆(ほ)をと呼(よ)びたまふ...
薄田淳介 「白羊宮」
...溶けゆくかたまりから...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
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高浜虚子 「俳句への道」
...ヂュリエットじっと行方(ゆくかた)を見送(みおく)ってヂュリ罰當(ばちあた)りの夜叉(やしゃ)め! おゝ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...行方((ゆくかた))なしや迷ひ...
樋口一葉 「雪の日」
...家も園もゆくかたもなう鬱陶(いぶ)せく覚えて...
森鴎外 「文づかひ」
...家も園もゆくかたものういぶせく覚えて...
森鴎外 「文づかい」
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