...ゆえに、ほんとうに、自ら仏教を学び、しかも行ずるものにして、はじめて仏教の真面目を認識し把握(はあく)することができるのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...母としての愛ゆえに...
太宰治 「新ハムレット」
...同時に何ゆえに映画が最も広い総合芸術の容器となりうるかという理由もおのずから理解されるであろうと思われる...
寺田寅彦 「映画芸術」
...ゆえに二十年前においてわが邦を刺衝したる天下の大勢は...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...かかるがゆえに、途中に一修道院を見いだすや、吾人はその中にはいってみざるを得なかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...物質の正直さゆえに...
中井正一 「美学入門」
...なにゆえに左様に事を急に立去らねばならなくなったのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...ゆえに見事に死(し)ぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...それゆえに彼れらの同情は年若く...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...ゆえに真の愚民に対しては...
福沢諭吉 「学者安心論」
...その人の徳高きがゆえに...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...ゆえにこの九月九日の茱萸をグミと思うはこの上もない見当違いである...
牧野富太郎 「植物記」
...懐疑に伴う寂しさや悩しさは、それゆえに、意識されたもしくは意識されない生(う)みの悩みである...
三木清 「語られざる哲学」
...ゆえに第一段には私などの意見を参考として...
柳田國男 「地名の研究」
...それをやってみたかったゆえに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...かかる漢字の機能のゆえに...
和辻哲郎 「孔子」
...仮面を何ゆえに大きくしたかを了解した...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...何ゆえに平安朝末期の変革を呼び起こさなくてはならなかったかについては...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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