...涙はそのゆえにもまた...
太宰治 「めくら草紙」
...そしてかるがゆえに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それゆえに、存在を欠いている(すなわち或る完全性を欠いている)神(すなわちこの上なく完全な実有)を思惟することは、谷を欠いている山を思惟することと同じく、矛盾である...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...ゆえにその恐るべき闘争は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ゆえにこの標準にて人を計るべきではないが...
新渡戸稲造 「自警録」
...ゆえに世にいまだ真実無妄(むもう)の公道を発明せざるの間は...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ゆえに中国名の栗の字をもって日本のクリそのものとすることは出来なく...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ゆえにこの椿はツバキと訓むよりほかにいいようはない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ゆえに昔は最も通俗の日本語であったのを...
柳田國男 「地名の研究」
...ゆえに注意さえして見れば...
柳田國男 「地名の研究」
...ゆえにかりに最初は一家から分れた二部落であっても...
柳田國男 「地名の研究」
...それゆえにおりおりは三十から四十に近い人が...
柳田国男 「雪国の春」
...何ゆえにその二つのものが...
横光利一 「旅愁」
...ぎょうぎょうしい祭(まつり)や踊(おど)りをなすゆえに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――しかし、なにがゆえに、まだ十三、四歳の子供まで斬ったか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...享楽に対して新鮮な感受性を持ったがゆえに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この不徹底のゆえに彼はまた仏儒両教を通じて存する一つの倫理を...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...何ゆえに用事があるかと問うと...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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