...小狡るそうなやんちゃ娘で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...このやんちゃ娘のお見舞などが御無沙汰(ごぶさた)がちになるのは無理もないことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭のおさえてのないやんちゃ娘...
中里介山 「大菩薩峠」
...やんちゃ娘の女王様の動静が...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹王国のやんちゃ娘の行動視察を眼目とする伊太夫が大津にいない時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...首尾よくやんちゃ娘に成果(なりおお)せた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...たびたびお遊びにみえましても、お話の落ちが女になるというようなことは一度も仰言ったこともなく、わたしも相変わらずの、やんちゃ娘で、おつきあい願っておりました...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...……が、察しまするに、これまで自分が考えていた足利の大殿というものと、目に見た殿とは、まったくちがっていたと、いたく悔悟(かいご)の念(ねん)に打たれたものと思われまする」「ふうむ」「そのうえ、ここ幾日を共にいて、殿のご起居から一切を知るにおよび、いよいよ初めの恨みも畏敬(いけい)にかわり、いつまでもおそばにいたいと願うたのではありますまいか」「まるで、やんちゃ娘だな、ただならぬ生死のちまたを、なんとも恐れていぬなどは」「ここを追われても、行く所はないとも言っておりました」「それはそうだ...
吉川英治 「私本太平記」
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