...またやり直すのに便利なために明けておいた...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...大男の水夫長が打ち損じたのをやり直す暇もないうちに...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...やり直すつもりです...
太宰治 「正義と微笑」
...すっかり始めからやり直すほかはないと思うとはりつめた力が一時に抜けて絵筆を投げ出してしまいたくなった...
寺田寅彦 「自画像」
...それをもう一度すっかり消してやり直す勇気がなかったから今度もまたそのままでやり続けた...
寺田寅彦 「自画像」
...「それはまた話をやり直すまでのことだが...
豊島与志雄 「子を奪う」
...またやり直すと今度は縄が長過ぎて足が地面へ着いたのでやはり死ねなかったのです...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どんな心持だ」「全くぞつといたします」「もう一度やり直す氣はないのか」「飛んでもない親分」音次郎は尻ごみするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この事件の探索をやり直す氣になつたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...またはじめからやり直す...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あわててやり直す...
久生十蘭 「キャラコさん」
...濠の近くへ出たのだと思ってまたやり直す...
久生十蘭 「魔都」
...何とかして民さんにしごとを出すものが、見つからないかと捜して歩くのだ、庭というものはぐるぐる廻っていれば、やり直すところ、向きをかえる物、鋏(はさみ)を入れるものなぞが、自然にわかって来る、しかし相当な手間代になるような仕事は、どこにも見つからなかった...
室生犀星 「生涯の垣根」
...またやり直すほかはないんだ」「人生に...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...もういちどやり直すか」と七十郎が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...なにもかも新しくやり直すんだ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...今一度実験をやり直す事に……」「待って下さい……チョット……それじゃ先生は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...父の一代を、もいちど、おれたち自身が、父になって、やり直すことだ...
吉川英治 「平の将門」
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