...結局元の木阿弥(もくあみ)のまま行商をやり直す外はなかった...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...同じことを新しくやり直す...
高村光太郎 「回想録」
...やり直すつもりです...
太宰治 「正義と微笑」
...もう一度逆戻りをしてやり直す訳に行かないことは分りきっている...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...すっかり始めからやり直すほかはないと思うとはりつめた力が一時に抜けて絵筆を投げ出してしまいたくなった...
寺田寅彦 「自画像」
...それをもう一度すっかり消してやり直す勇気がなかったから今度もまたそのままでやり続けた...
寺田寅彦 「自画像」
...すなわち電気単位の測定を決定的にやり直すことであった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...「それはまた話をやり直すまでのことだが...
豊島与志雄 「子を奪う」
...「やり直すんだ!」彼女は呆気(あっけ)に取られて彼をながめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...またはじめからやり直す...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...何度も/\やり直す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...」彼女は不慣れな手つきで二三度もやり直すのであつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...というところからやり直すのが...
宮本百合子 「「鎌と鎚」工場の文学研究会」
...もしも逆にわたしがまたやり直すとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...新らしくやり直すこともできる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...はっきり置毒の罪ときまったのですから」「評定はやり直す」と甲斐が遮った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...雨でもあがったらやり直すとしよう」そんなことを云うのが聞えた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...(心から生れ変ってやり直す気なら...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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