...あとがまには木村をいつでもなおせるように食い残しをしとるんだな」「そんな事はありませんわ」「ではなんで手紙のやり取りなどしおるんだ」「お金がほしいからなの」葉子は平気な顔をしてまた話をあとに戻(もど)した...
有島武郎 「或る女」
...これまで手紙のやり取りはしてゐたが...
鈴木三重吉 「桑の実」
...とんちんかんな手紙のやり取りばっかりしていました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...私は今でも手紙のやり取りをしてゐます...
土田耕平 「時男さんのこと」
...猪口(ちょく)のやり取りをした...
徳田秋声 「足迹」
...これぎり手紙のやり取りをする時がありそうにも思えなかった...
徳田秋声 「足迹」
...杯をやり取りしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...今夜こそ命のやり取りだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...盃のやり取りはしなかつた筈だ」「えツ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...詩だろう」「その詩とか五とかいうのを高慢な友達とやり取りして喜んだという変り者だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの晩自分が飛び出してからのお弓とお仲のやり取りを一言半句殘らず知つてゐますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...時々は手紙だけをやり取りして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで眼鏡みたいにやり取りしているらしいのです...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...「まだ友だち同士英語で手紙のやり取りはできんのかい」才次は差出人の名前を見て封筒を下へ置いて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...この三人のやり取りを半ば解らないなりに固唾を呑んで見ていた仙太...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...久慈は東野との昼間の言葉のやり取りから吹き上って来る聯想にまだ悩まされて困った...
横光利一 「旅愁」
...金のやり取りが社會でも人生でもない...
吉川英治 「折々の記」
...ワリ勘のやり取りなど...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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