...如何にもやり切れないのは...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...誰だってやり切れないですよ」栄介は広漠としたステップを想像し...
梅崎春生 「狂い凧」
...涼しくはなったが、いよいよ腹はへってきて、やり切れない...
海野十三 「恐竜島」
...とにかく寒くてやり切れないから上陸...
海野十三 「地中魔」
...挙げた足をとられるようなことになってもやり切れない...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...やり切れない氣持でありました...
太宰治 「このごろ」
...僕はもうやり切れないんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ベッジパードンのコックネーに至っては閉口を通り過してもう一遍閉口するまで少々草臥(くたびれ)るから開口一番ちょっと休まなければやり切れないくらいのものだ...
夏目漱石 「倫敦消息」
...舊友の室生にすら薄情にされてはやり切れない...
萩原朔太郎 「大船驛で」
...やり切れない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...やり切れない...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...とてもやり切れない」と思った...
葉山嘉樹 「死屍を食う男」
...「昇給」も「人生」も大受け、「弥次喜多」久富が、けい古なしの素人だから怒れないが鈍で、やり切れない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...つく/″\撮影って奴はやり切れないな...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それではやり切れないから...
堀辰雄 「晩夏」
...とてもやり切れない...
牧野信一 「爪」
...この暑いのにやり切れないなア!」彼は...
牧野信一 「眠い一日」
...やり切れないのである...
宮本百合子 「現実の必要」
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