...お定は暫時(しばらく)恍乎(ぼんやり)として...
石川啄木 「天鵞絨」
...ぼんやりとして稻香村(とうこうそん)(菓子屋)の前まで来ると...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...後はさびしくなってやり切れまい...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...ひやりとした、気味の悪い冷たさに吃驚して、よく見ると人が違ッてる...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...青扇は縁先に立って澄んだ星空の一端が新宿辺の電燈のせいで火事のようにあかるくなっているのをぼんやり見ていた...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...□焼き棄てて日記の灰のこれだけか菩薩清涼月 畢竟遊於空□うららかにして風勿忘草よりわすれぐさちよいと一服やりましよかカルモチンよりアルコールちよいと一杯やりましよか三月三日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...飲んでもやりきれないけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...出来るだけのことはしてやりたいのです...
豊島与志雄 「程よい人」
...彼女は決して何事に限らず人前で亭主をやりこめることをしなかったであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...水を飲ませてやりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か事の起った時にやりさえすればいい訳だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...同じその晩石川と銀座のそばやで一杯やりながら再び小奴のことを話しだすと石川も感慨無量の面もちでうなだれてしまつたので...
野口雨情 「石川啄木と小奴」
...落ちついたやりかたで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「君は逮捕されているんだからな」「いったいどうして逮捕なんかされているんです? しかもこんなやりかたで?」「ああ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...さて前回やり掛けた鶏足山の話を続ける...
南方熊楠 「十二支考」
...天床か壁をぼんやりと眺めていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...わたしも投げてやりませう...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...おとなしくやりますか」「臨機応変――」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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