...一週間に一回は必ず町へ自動車を吹っ飛ばすといったようなことをやらかしたからでもある...
犬田卯 「瘤」
...××の治兵衛どんの倉から四俵やらかしたんだ」と話者はいうのであった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...近寄って大事な稲を食うと、からき目にあわせてやるぞ」と威張ったが、雀の方では、二三度は鳴子(なるこ)というトーキー式演出に驚かされたが、早くも、それが人造人間であることを看破し、その後は案山子の上に糞(ふん)をしかけるという仇討(あだうち)まで、やらかした...
海野十三 「人造物語」
...確かにこの方でございます」とやらかしたんだそうですよ...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...こんなひとのわるい冗談をやらかしたのか...
太宰治 「お伽草紙」
...いや、やらかした...
太宰治 「貨幣」
...いつかやらかした...
太宰治 「鴎」
...やらかしたがそのお詫びに...
太宰治 「東京八景」
...お国はどうしてあんな事をやらかしたんでしょう」ガラッ八は絵解きをせがみます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...普賢菩薩(ふげんぼさつ)の木像をしかと胸に掻い込んで元柳橋からドブンとやらかしたんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お庭で盆踊りをやらかした」「それも聽いたよ」「その中に江戸川の煎餅(せんべい)屋の娘で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は自分の権利を放棄するような馬鹿をやらかした...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...どえれえことをやらかしたもんですねえ」藤波はうなずいて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...猪狩りでもやらかしたらと思いついた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...失策をやらかしたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...おれは、武家が嫌いだから、渡り仲間(ちゅうげん)こそしなかったものの、小屋者の真似(まね)さえ、やらかしたよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...吉ちやんをうつちやらかしたまゝ誰も出て来ません...
宮原晃一郎 「夢の国」
...ホントに阿呆な戦争やらかしたもんだなあ! 大事な息子戦死させて...
三好十郎 「鈴が通る」
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