例文・使い方一覧でみる「やもめ」の意味

...――インド人（じん）のやもめは... ――インド人のやもめはの読み方
ハンス・クリスティアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 楠山正雄訳「雪の女王」

...そのお由さんといふ寡婦（やもめ）さんは全くの獨身住（ひとりずみ）かな？』『然うせえ... そのお由さんといふ寡婦さんは全くの獨身住かな？』『然うせえの読み方
石川啄木「赤痢」

...孔雀はその前の年に雌に死別れた男鰥（をとこやもめ）だつたのに... 孔雀はその前の年に雌に死別れた男鰥だつたのにの読み方
薄田泣菫「茶話」

...姑丈（おじ）さんが鰥（やもめ）でいると... 姑丈さんが鰥でいるとの読み方
蒲松齢田中貢太郎訳「嬰寧」

...鰥暮（やもめぐら）しでは不自由であるから... 鰥暮しでは不自由であるからの読み方
田中貢太郎「柳毅伝」

...寡婦暮（やもめぐら）しや他人の不幸に彼は心をひかれた... 寡婦暮しや他人の不幸に彼は心をひかれたの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...寡婦（やもめ）には暮らしを助けてやり... 寡婦には暮らしを助けてやりの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...久しく寡婦（やもめ）でくらしていた女髪結に若い入夫（にゅうふ）ができた... 久しく寡婦でくらしていた女髪結に若い入夫ができたの読み方
永井荷風「ひかげの花」

...やもめが泣いていることであろう... やもめが泣いていることであろうの読み方
永井隆「長崎の鐘」

...私と同年輩のやもめ仲間はつぎつぎと相手を見つけて結婚した... 私と同年輩のやもめ仲間はつぎつぎと相手を見つけて結婚したの読み方
永井隆「ロザリオの鎖」

...鰥暮（やもめぐら）しの氣樂さを樂しんで居るのでした... 鰥暮しの氣樂さを樂しんで居るのでしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...弟子が三人と鰥（やもめ）暮し」「フーム... 弟子が三人と鰥暮し」「フームの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...大抵の男鰥（おとこやもめ）がそうであるように... 大抵の男鰥がそうであるようにの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...「そんな尼のような御顔をなすっていらっしゃるから寡（やもめ）におなりになるのでしょう」などと非難めいた事まで言った... 「そんな尼のような御顔をなすっていらっしゃるから寡におなりになるのでしょう」などと非難めいた事まで言ったの読み方
堀辰雄「かげろうの日記」

...『おっかあ』と呼（よ）んでいた人はやもめではなかった... 『おっかあ』と呼んでいた人はやもめではなかったの読み方
マロ　Malot 楠山正雄訳「家なき子」

...やもめはその前に跪（ひざまず）いてしっかりと彼を抱く... やもめはその前に跪いてしっかりと彼を抱くの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...」は底本では「居る」］やもめのやうな白いコスモスも一本ある... 」は底本では「居る」］やもめのやうな白いコスモスも一本あるの読み方
與謝野晶子「帰つてから」

...見目（みめ）のよいのが縁づきばかりか見目の悪いがやもめでいるよ親の代から髪（け）のないわれに野老（ところ）食（く）たとて髪が生（は）よか聟殿やれ... 見目のよいのが縁づきばかりか見目の悪いがやもめでいるよ親の代から髪のないわれに野老食たとて髪が生よか聟殿やれの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」