例文・使い方一覧でみる「やもめ」の意味

...素人下宿を營んでゐる林といふ寡婦（やもめ）の家に室借りをしてゐた... 素人下宿を營んでゐる林といふ寡婦の家に室借りをしてゐたの読み方
石川啄木「札幌」

...それは鍛冶屋の隣りのお由（よし）寡婦（やもめ）が家... それは鍛冶屋の隣りのお由寡婦が家の読み方
石川啄木「赤痢」

...孀（やもめ）の鳥（とり）の身（み）ぢやまで... 孀の鳥の身ぢやまでの読み方
薄田淳介「白羊宮」

...やもめぐらしをして居る由にて... やもめぐらしをして居る由にての読み方
太宰治「皮膚と心」

...親のない子や孀（やもめ）では暮していけない... 親のない子や孀では暮していけないの読み方
蒲松齢田中貢太郎訳「阿繊」

...孀（やもめ）の婆（ばあ）さんと女の子が来て借家をしていたが... 孀の婆さんと女の子が来て借家をしていたがの読み方
蒲松齢田中貢太郎訳「阿繊」

...この町に住んでいる下士の寡婦（やもめ）だと名乗った... この町に住んでいる下士の寡婦だと名乗ったの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...ある裕福な商家の孀（やもめ）でコンドラーチエワという女は... ある裕福な商家の孀でコンドラーチエワという女はの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...寡婦暮（やもめぐら）しや他人の不幸に彼は心をひかれた... 寡婦暮しや他人の不幸に彼は心をひかれたの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...戦争でやもめがたくさんできた... 戦争でやもめがたくさんできたの読み方
永井隆「ロザリオの鎖」

...男やもめに花が咲いて... 男やもめに花が咲いての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...鰥暮（やもめぐら）しの氣樂さを樂しんで居るのでした... 鰥暮しの氣樂さを樂しんで居るのでしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...三十五の男盛りをやもめ暮しを續け... 三十五の男盛りをやもめ暮しを續けの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...貧者の一燈・やもめのレプタ（一錢）もここでは窮みなき尊さに輝く... 貧者の一燈・やもめのレプタもここでは窮みなき尊さに輝くの読み方
波多野精一「時と永遠」

...しょんぼりとやもめ暮しをすることになる... しょんぼりとやもめ暮しをすることになるの読み方
久生十蘭「海豹島」

...やもめ暮しの淋しさの朝散歩... やもめ暮しの淋しさの朝散歩の読み方
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...一人生き残って男やもめになったことは堪えがたいことではないが...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...しがない鰥（やもめ）の船頭には... しがない鰥の船頭にはの読み方
吉川英治「旗岡巡査」

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