...でも亀井さんの御主人は、うちの主人と違って、本当に御家庭を愛していらっしゃるから、うらやましい...
太宰治 「十二月八日」
...若い時には、遊ぶのにも張り合いがあるから、うらやましい...
太宰治 「新ハムレット」
...いればいるでまた別の苦労がふえるもんだから――いやはやとんでもないグチをこぼし始めたが――まったくイヤじゃありませんか!「羨やましい辻潤」という彼の文章をよんで僕はしみじみと彼の友情をかんじたのだが...
辻潤 「だだをこねる」
...宗助は羨(うら)やましい人のうちに...
夏目漱石 「門」
...お靜さんにやましい事があるわけはねえ」ヌツと顏を出したのは八五郎でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
萩原朔太郎 「定本青猫」
...富岡はなやましい眠りをむさぼり...
林芙美子 「浮雲」
...うらやましい気持ちであった...
林芙美子 「貸家探し」
...お前さんのように身輕るに山の中で自由に住める身がうらやましいさ……...
林芙美子 「狐物語」
...果たして卑劣でやましいことをするはずがない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...何もかもがうらやましい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...やましいことがある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...やましい暗い心を抱くとはけしからぬことである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やましい点があって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...秋の澄んだ空を幾つかの雁(かり)の通って行くことも宮のお心には孤独でないものとしておうらやましいことであろうと思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...うらやましいな...
横光利一 「旅愁」
...「うらやましいな...
吉川英治 「折々の記」
...よそ目にもうらやましい睦(むつ)まじさで...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索