...狂犬(やまいぬ)でなくて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...山犬(やまいぬ)ならまだしもでございます……そんな人(ひと)……氣味(きみ)の惡(わる)い...
泉鏡太郎 「艶書」
...言語に断えし無神狗(やまいぬ)かな」「否(いな)...
巌谷小波 「こがね丸」
...この作の主要人物である獅子の豺(やまいぬ)としてのカートンと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...第五章豺(やまいぬ)その頃は飲酒の時代であって...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...「狂犬(やまいぬ)を打ち殺せ」石や瓦や棒片(ぼうぎれ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムク犬は決して狂犬(やまいぬ)になったわけではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...狂犬(やまいぬ)でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそろしく強い狂犬(やまいぬ)に出逢(であ)ったものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...或日ケイコニ行ク道ニテ病犬(やまいぬ)ニ出合ッテ...
中里介山 「大菩薩峠」
...病犬(やまいぬ)ではないか...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...狂犬(やまいぬ)のやうに喰ひ付いてやらうといふ恐ろしい女です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの六郎さんという人は狂犬(やまいぬ)のような人間で――」「それじゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狂犬(やまいぬ)のようにいやがられている連中...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...狂犬(やまいぬ)のようなつかみあい...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それも狂犬(やまいぬ)だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...狂犬(やまいぬ)め...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...何の事あねえ不動様の金縛りを喰った山狼(やまいぬ)みてえな恰好で...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
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