...憎き狂犬(やまいぬ)よ...
巌谷小波 「こがね丸」
...病(やまい)という弱味が段々彼をあきらめっぽくして了(しま)った...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...どっと病(やまい)の床についた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...この作の主要人物である獅子の豺(やまいぬ)としてのカートンと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...いはんやわれ病(やまい)あり...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...余は病(やまい)に因(よ)ってこの陳腐(ちんぷ)な幸福と爛熟(らんじゅく)な寛裕(くつろぎ)を得て...
夏目漱石 「思い出す事など」
...おちやまいすたれるやうに思はれるのも...
平出修 「瘢痕」
...狂犬(やまいぬ)め...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...しかし持ったが病(やまい)でまだ大食は廃(や)められません...
村井弦斎 「食道楽」
...謡曲中毒もここまで来ると既に病膏肓(やまいこうこう)に入ったというもので...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...ついにはあまりの涙に枕もあがらぬ病(やまい)の床に臥(ふ)してしまった...
吉川英治 「黒田如水」
...にわかに病(やまい)のあらたまった石舟斎は...
吉川英治 「剣の四君子」
...半兵衛の病(やまい)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...病(やまい)とはそのことで」「さればじゃ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...教えていたのか」「神農の話を聞かせておりました」「神農とは何だ」「天地の始めに人間たちへ病(やまい)を癒(なお)す薬草や喰べ物を教えてくれた仙人なので」「古い古い...
吉川英治 「新・水滸伝」
...山芋(やまいも)の蔓(つる)や...
吉川英治 「宮本武蔵」
...持ったが病(やまい)の博奕(ばくち)...
吉川英治 「無宿人国記」
...『ああ、あれはね……、変な話があるんだ、というのはやまいなんだよ、そのやまいも、一寸人にはいえん、という奴でね、話によると、東京の医者は顔を知られてるから駄目だというんで、わざわざ埼玉の方の小さい開業医のところへ名を変えて通っている――っていう話だ、人気者も亦(また)つらいね』友野は、タバコの煙と一緒に、それだけを排出(はきだ)すと、愉快そうに笑った...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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