...心臓(しんぞう)はいまにもやぶれるかとおもいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...むねのやぶれるほどになきました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...ちっとやそっとでやぶれるものではないし...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...おまえなんかの力でやぶれるものかね...
江戸川乱歩 「大金塊」
...その正体が見やぶれると思ったからなのです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...バリバリ! と肉のやぶれる音がして...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...ほほけすゝきに風がある紅葉ちりつくし・きものがやぶれる音をゆく霜朝・誰も来ない茶の花がちります・お茶漬さら/\わたしがまいてわたしがつけたおかうかう・もう冬がきてゐる木きれ竹ぎれ・もう凩の...
種田山頭火 「其中日記」
...まっこうからうけて打ちやぶれるものは...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...夕べにやぶれる徘徊の氣持が...
林芙美子 「玄關の手帖」
...耳の鼓膜がやぶれるような...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...バリバリと垣根のやぶれる音がした...
宮本百合子 「からたち」
...のどのやぶれるほどないているとこさ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ブレーメンの音楽師」
...武器にたよる者は武器によってやぶれる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そういう三国三すくみの一時的な平和のやぶれる気運が見えたので...
吉川英治 「篝火の女」
...一方のやぶれるのを見てから...
吉川英治 「三国志」
...またもこの平和がやぶれるようなことになってはと……」「では...
吉川英治 「私本太平記」
...鼓膜(こまく)がやぶれるほど...
吉川英治 「親鸞」
...肋骨(あばら)のやぶれるほど膨(ふく)れているのを感じた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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