...こんなに不安心にやせるような思いでいるならば...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...その会にて一年間費やせる金額中...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...身体はやせる一方だ...
海野十三 「三角形の恐怖」
...いくらでも腕が殖やせるようにも...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...この盤根錯節のためにつひやせること過半なりき...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...友もなくひとりびとりに恋にやせるアカシヤの香料...
大手拓次 「藍色の蟇」
...燃やせるだけの篝火(かがりび)を焚(た)いて...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...月夜になるとな、蟹は馬鹿じゃせに、わがの影法師(かげぼうし)をお化(ば)けかと思ってびっくりして、やせるんじゃ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...小さなからだはやせるとよけい小さくなり...
壺井栄 「二十四の瞳」
...もうやせる心配はない...
永井隆 「この子を残して」
...しかし乏しい配給生活でことに闇などはできぬ身分だからやせるのも当たり前と考えられた...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...やせるといいますから」「そういうね」「おばさま...
久生十蘭 「あなたも私も」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...八月八日夜〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕第四十一信 三四日やせるような思いをして夜も余り眠れないような気持だったので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やせるにやせられない性なのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ユリすこしやせるかなと笑っていらしったけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いろいろでやせる次第です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だから肥ったってやせるときもあるというのは全くユーモラスね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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