...内心如夜叉(にょやしゃ)の譬(たとえ)通りです...
芥川龍之介 「二人小町」
...内心如夜叉(ないしんにょやしゃ)的の奸佞(かんねい)の害心があるとも知らず...
太宰治 「畜犬談」
...下(した)にゐやしゃるのを此處(こゝ)から見(み)ると...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...僅かに馬士歌(まごうた)の哀れを止むるのみなるも改まる御代(みよ)に余命つなぎ得し白髪の媼(おうな)が囲炉裏(いろり)のそばに水洟(みずばな)すゝりながら孫玄孫(やしゃご)への語り草なるべし...
寺田寅彦 「東上記」
...芸題は「金色夜叉(こんじきやしゃ)」で登場俳優は今云ったような面触(かおぶれ)に中野信近などいったようなのも入ってその頃のオール新派と云ってもよろしい...
中里介山 「生前身後の事」
...夜叉(やしゃ)のような女じゃないか――あッ舌を噛み切りゃがった」平次の膝の下で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...滝夜叉(たきやしゃ)が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いわゆる夜叉(やしゃ)の形相(ぎょうそう)をそれにほつれる黒髪が作ってきます...
吉川英治 「江戸三国志」
...夜叉(やしゃ)のような人影が...
吉川英治 「三国志」
...藤夜叉(ふじやしゃ)――夜(よ)は夜(よる)を新たにして...
吉川英治 「私本太平記」
...鷺夜叉(さぎやしゃ)でございました」「新座はみな“夜叉名(やしゃな)”を名のるのが風とみゆる」「ええ...
吉川英治 「私本太平記」
...田楽女(でんがくひめ)の藤夜叉(ふじやしゃ)がまだ息づいていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...夜叉(やしゃ)だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あれが飛天夜叉(ひてんやしゃ)とアダ名のある丘(きゅう)小(しょう)一で」「ほかにもう一匹...
吉川英治 「新・水滸伝」
...夜叉(やしゃ)のように噛(か)み締まった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...夜叉(やしゃ)にも似た乱髪(らんぱつ)のかげが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そいつが夜叉(やしゃ)になって暴れ廻った日には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...夜叉(やしゃ)と獣(けもの)のたましいを一つに持つような体熱からまだ醒(さ)めきれないでいるにしても――余りに思いきった殺戮(さつりく)に眼がくらむ心地がする...
吉川英治 「宮本武蔵」
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