...たちまち大火傷(おおやけど)をしてしまう...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...………」「電話もそうやけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...経済的にもいろいろ啓坊に厄介(やっかい)かけてることがあるのんと違う?―――こう云うたら何やけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そやけど何がけったいでんねん? 友達と仲好うしてるぐらいで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...……」「ふん、そうか、そんなんやったら止めてもええなあ」と、夫は感謝の籠(こも)った眼つきでそういうたもんの、またなんや知らん物足らんような、気の毒そうな恰好(かっこ)で、「そやけど、なんにもあんな学校に限ったことあれへん、絵エ習いたかったら研究所いでも行ったらどやねん? 僕かって毎朝一緒に出かけた方がええしなあ」いうてくれますねん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あてこないして姉ちゃんの傍(そば)で死ぬのんやったら本望やけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「そんなりでかめへんいうたんやけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それより前に大きな火傷(やけど)をしたのがああなったのだということでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...與吉(よきち)は火傷(やけど)の疼痛(とうつう)を訴(うつた)へて獨(ひとり)悲(かな)しく泣(な)いた...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は復(ま)た糜爛(びらん)した火傷(やけど)を見(み)ると共(とも)に...
長塚節 「土」
...半面の大火傷(やけど)の痕(あと)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ほんの少し火傷(やけど)を負いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...半面燒痕(やけど)の顏をあげて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火傷(やけど)をした兄弟が臨終の苦悶の時...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...そやけど、ちょっと、外に、用があるけん」「どげな?」「お父(と)さんの演説会のたんびに、欠かさんで、聞きに来る人があるそうね?」「そりゃ、あるかも知れん」「女の人で?」「女?……女にゃあ、あるまい」「逢うてみにゃわからんけど、たいそう小粋(こいき)な別嬪さんとのこと...
火野葦平 「花と龍」
...ひどく火傷(やけど)してるようだな...
平林初之輔 「祭の夜」
...だから火傷(やけど)すんだわ」「……きみは...
山川方夫 「愛のごとく」
...お怪我も火傷(やけど)の程度だから...
吉川英治 「三国志」
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