...短い山羊髯(やぎひげ)を反(そ)らせていた...
芥川竜之介 「歯車」
...頤(あご)に短い山羊髯(やぎひげ)であった...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...義雄はかう云ふ時には非常にはしやぎ出す方で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...鳴神(なるかみ)の都の騷擾(さやぎ)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...八木音松(やぎおとまつ)をはじめとする少年探偵団の活躍が始まるのであった...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...狹井河よ 雲起ちわたり畝火山 木の葉さやぎぬ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...鼻うそやぎに見て知りぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...また若(わか)やぎの新青葉(にひあをば)枝(えだ)に芽(め)ぐみて...
薄田淳介 「白羊宮」
...わるくはしやぎはじめる...
立原道造 「白紙」
...市の東端吸江(きゅうこう)に架した長橋青柳橋(あおやぎばし)が風の力で横倒しになり...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...丘の上に草を食(は)んでる二匹の山羊(やぎ)の鈴の音...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女は山羊(やぎ)のように一直線に丘をよじ登り始めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「既にして夜行太(やぎやうた)等は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あくる日起きて見ると膏薬の下から糸屑(いとくず)がぶらさがって例の山羊髯(やぎひげ)に引っかかっていたのは滑稽(こっけい)だったよ」「しかしあの時分より大分(だいぶ)えらくなったようだよ」「君近頃逢ったのかい」「一週間ばかり前に来て...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...独仙君は例のごとく山羊髯(やぎひげ)を引っ張りながら...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...はしやぎまはつて...
牧野信一 「朝居の話」
...その癖少しお神酒が回つて来ると独りではしやぎ出すんだ...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...角は山羊(やぎ)の額に生える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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