...やかまし屋の郡視學が巡つて來て散々小言を云つて行つたのは...
石川啄木 「葉書」
...やかまし屋の郡視学が巡(まは)つて来て散々小言を言つて行つたのは...
石川啄木 「葉書」
...すこぶるやかまし屋の艇夫長(ていふちょう)松下梅造(まつしたうめぞう)の声だと分ったから目をさまさないわけにいかなかった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...なるほど彼の顔形はいかにもやかまし屋のようには見える...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...親爺は又大分のやかまし屋である...
夏目漱石 「それから」
...編集長は社内でやかまし屋として通り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...やかまし屋の師匠が...
正岡容 「寄席」
...あのやかまし屋が毎晩大機嫌の時やったンやもの」「フームそれにしても……」やっぱり肯(うべな)えないように私は言った...
正岡容 「寄席行燈」
...どうしてあのやかまし屋の細君の不断の金切声に堪えられるのかしらと驚いているアルキビアデスに答えて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...せっかちの口やかまし屋で...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...やかまし屋で気にくわないから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...同役の婆さんにやかまし屋があって...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...古参の方が多勢では――」「父がやかまし屋で」「藩邸へ...
吉川英治 「松のや露八」
...……伯父の半蔵がやかまし屋でなければ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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