...案外もろいですネ...
海野十三 「流線間諜」
...きわめて涙もろい弱い気持ちがぴったり寄り添って拡がった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...名声には、もろいものです...
太宰治 「津軽」
...そうして所謂(いわゆる)人情には、もろい...
太宰治 「ろまん燈籠」
...薄いもろい物だった...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...涙もろい人に変った...
新渡戸稲造 「自警録」
...風に漂う落葉のようなもろい男女のつながりだけで...
林芙美子 「晩菊」
...風に漂ふ落葉のやうなもろい男女のつながりだけで...
林芙美子 「晩菊」
...このもろいセトモノどもは...
久生十蘭 「あなたも私も」
...あたしももろいねえ...
久生十蘭 「金狼」
...もろいコンクリートがレール上に落下した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...ホントは実に涙もろい...
夢野久作 「二重心臓」
...わけても涙もろい...
吉川英治 「大岡越前」
...涙もろい瞼(まぶた)の熱きをまず覚えた...
吉川英治 「剣の四君子」
...あまりにもろい音がした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...情けないお姿になられたなあ」花和尚は涙もろい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人情もろいところもあるのさ」「勝手にしやがれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...余りに情にもろい彼の単純さに...
吉川英治 「随筆 新平家」
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