...ああ奥さんもかわいそうだ」涙(なみだ)もろい西田(にしだ)は...
伊藤左千夫 「老獣医」
...地球人はもろい生物だ...
海野十三 「怪星ガン」
...名声には、もろいものです...
太宰治 「津軽」
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種田山頭火 「其中日記」
...私が涙もろいからばかりではない...
種田山頭火 「其中日記」
...枝にもろいその花はひとつとるとはばらばらといくつもいつしよに散つて地に落ちた...
中勘助 「銀の匙」
...このもろいセトモノどもは...
久生十蘭 「あなたも私も」
...こちらには、もろい、かよわいものをかばい、世話をしてやりたいという強い気持がある...
久生十蘭 「奥の海」
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エドゥアール・エルネ・プリリュー Edouard Ernest Prillieu 竹本周平訳 「Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について」
...弱い、もろい、そして何かの手で気まぐれに作られた人間が生きて行くことに耐えて行くためには、誰しも実は、たいがい、そうではないのかしら?お前は、ただの人間だ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...見かけによらずもろいものなのだ...
山之口貘 「梯梧の花」
...日本人の涙もろい...
吉川英治 「折々の記」
...涙もろい瞼(まぶた)の熱きをまず覚えた...
吉川英治 「剣の四君子」
...むウ……」涙もろい藤吉郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
...情けないお姿になられたなあ」花和尚は涙もろい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あんな、涙もろい、鈍愚な、しかも事に当っては、うろたえたりする彼が、どうして、あんなに強いのか...
吉川英治 「平の将門」
...五情にもろい人間の子が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...まるで斬れ味がちがうんですってね』『…………』清人は涙もろい...
吉川英治 「山浦清麿」
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