...階(きざはし)の下に両膝(もろひざ)をついた...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...唐もろこしの實を澤山軒に釣るした農家があるのは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...彼は自然界の諸々(もろもろ)の物象に比して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...天のもろもろの光りをあらわし示す...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...舟も仲良くぴつたりくつついて、死なばもろとも、見捨てちやいやよ...
太宰治 「お伽草紙」
...そこではもろもろの星も暗い汚点となり...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...もろもろの盲目な力が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もろもろの広大な古来の魂――われわれが葉となり果実となってるもろもろの巨大な樹木――もろもろの祖国を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...外の建物ととうもろこしの多くが焼けました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...諸肌脱(もろはだぬ)ぎで...
中里介山 「大菩薩峠」
...小童ともろともに...
中里介山 「大菩薩峠」
...諸肌(もろはだ)をぬいでいる...
火野葦平 「花と龍」
...細い弱々しいお節ばかりを傍によんで置いて夜もろくに眠らせなかった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...第十五章 みだりに一つの砦(とりで)を固守する者は罰せられる(a)勇気にも他の諸々(もろもろ)の徳と同じくその限度がある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もろもろのまちがった意見がかもし出される...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もろもろの特質と同じ程度の席を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...諸岡一羽(もろおかいちう)その他...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...臥(が)もろもろの苦悩をうく苦悩休(や)む時なきが故に常に好める飲食(おんじき)衣服(えふく)を得るも欲執の念を生ぜず一心ただ安く生産(しょうさん)せんことを思う「くたびれた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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