...するどいもろ刄のつるぎを...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...人の子己の栄光をもて諸(もろもろ)の聖使(きよきつかい)を率い来る時...
内村鑑三 「聖書の読方」
...庶子なりしかど貞淑の*テアノウ愛兒もろともに 70その良人の意を迎へ思をこめてはぐくみぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そこではもろもろの星も暗い汚点となり...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...草刈籠(くさかりかご)がすつと地上(ちじやう)にこける時(とき)蜀黍(もろこし)の大(おほき)な葉(は)へ觸(ふ)れてがさりと鳴(な)つた...
長塚節 「土」
...法律もろくろく備わらなかった社会に発達した風俗を...
新渡戸稲造 「自警録」
...加藤の家に養子に来てもろたらいいと...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...自転車もろとも跳ね飛ばされ...
原民喜 「廃墟から」
...三人もろともに呆気(あっけ)にとられて眺めていたが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...五人の男女炉を囲みて余念なく玉蜀黍(とうもろこし)の実をもぎいしが夫婦と思しき二人互にささやきあいたる後こなたに向いて旅の人はいり給え一夜のお宿はかし申すべけれども参らすべきものとてはなしという...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...年寄の涙もろさから自と流れ出るものと思いなすかもしれない...
宮本百合子 「大いなるもの」
...涙もろい同心が宰領してゆくことになると...
森鴎外 「高瀬舟」
...彼自らお感じになるであろうところのもろもろの有難い事実によって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)わたしはもろもろの不徳の中で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「おもろ」がいわゆる叙事詩でないことは認めなければならぬ...
柳田国男 「海上の道」
...彼の双足(もろあし)を払った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あまねく諸(もろもろ)の衆と共に...
吉川英治 「親鸞」
...眠りにつくまえ療治してもろうておるが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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