例文・使い方一覧でみる「もやもや」の意味
スポンサーリンク...水蒸気ももやもや立ち昇る... 
芥川龍之介 「続野人生計事」
...蒸されるようにもやもやとくずれ出して...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...疲れた頭脳が直ぐ朦々（もやもや）となる...
石川啄木 「鳥影」
...再び彼女の胸のうちにはもやもやするものが湧き起った...
犬田卯 「米」
...そのあたりにもやもやしているような気がする...
海野十三 「火星兵団」
...もやもやしたものの姿が...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...もやもや朝霧の底に一条の谷川が黒く流れているのも見えた...
太宰治 「姥捨」
...頭の中が何だかもやもやと曇って来て...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...部屋の中はお互の顔や着物が見分けられるほどもやもやと明るく...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...―――そのために室内がもやもやと翳（かげ）って...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...少なくともここを覆うもやもやを吹き飛ばしてくれるだろう...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...頭脳（あたま）のなかのもやもやした妄想（もうそう）が...
徳田秋声 「爛」
...」彼は何かしら胸の中がもやもやしてるらしく...
豊島与志雄 「香奠」
...もやもやとした雲の壁を物色してみると...
豊島与志雄 「立枯れ」
...何かもやもやと立罩めている頭脳の一部が晴れて...
豊島与志雄 「立枯れ」
...もやもやっとした茫とした気持で...
豊島与志雄 「古井戸」
...もやもやとしたその雲が...
豊島与志雄 「夢の卵」
...わけても憐れに満ちた放浪の煙りがもやもやとして...
牧野信一 「剥製」
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