例文・使い方一覧でみる「もやい」の意味
スポンサーリンク...渚の松の舫船（もやいぶね）... 
泉鏡花 「浮舟」
...はずみに舫綱（もやいづな）が切れて行徳（ぎょうとく）へ流れるというについて...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...そもやいづこと見まはせば...
田澤稲舟 「五大堂」
...承りました」芦の葉先が雲（くも）のようにもやい...
久生十蘭 「西林図」
...もやいを解いてボートを突きだし...
久生十蘭 「肌色の月」
...もやい合った夏草に足を取られて俯伏せにどッと倒れた...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...かしこにはまだ誰も思ひ掛けぬ八柱目の神もやいまさん...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...仕立屋（したてや）さんはまたもやいたずらをはじめました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...船のもやいを解いて棹（さお）を岸の石に突き立てる...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...その舫綱（もやい）を解きながら...
山川方夫 「朝のヨット」
...――なにってやんでえ、こっちがよっぽどお慰みだと、もやいを解いて、棹（さお）を使って舟を川へ出した...
山本周五郎 「桑の木物語」
...纜（もやい）の綱が解けたのでしょう...
吉川英治 「江戸三国志」
...よもやいやではあるまいの」「……森様……」「うむ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「待てッ」繋綱（もやい）を解きかけている宅助をほうり投げ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...岸へ繋綱（もやい）を取っていた...
吉川英治 「旗岡巡査」
...繋綱（もやい）が投げられる――渡り板が架（か）けられる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「……いけないのか」解きかけた繋綱（もやい）を放して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...舟板から水箒（みずぼうき）やもやいの棕梠縄（しゅろなわ）まで卸（おろ）したばかりの真新しい舟だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？