...ただ桃色(ももいろ)のネオン灯(とう)が数箇...
海野十三 「少年探偵長」
...老人は取る手ももどかしく...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...しかしそれよりももつと好いのは...
薄田泣菫 「独楽園」
...滑稽が多過ぎるとの非難ももっともであるが...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...その時ももちろんふざけた調子だったが...
高見順 「如何なる星の下に」
...口の利きようももの柔らかに丁寧になった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...僕ももう片方を取ろう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...高橋と美智子が十二時になって帰っていってから、客ももうないし、芳枝さんは佐代子と二人で、ぽつねんとストーヴをかこんでいた...
豊島与志雄 「潮風」
...それもものうく馬鹿馬鹿しく...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ほんとうに軽蔑されていたよりももっと軽蔑されるにふさわしいようなこと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...哀れにも猿の生きてるももんじ屋古蝶いまも東両国の角にある...
正岡容 「大正東京錦絵」
...また人々が自明のこととして学問上許容している事柄に不審を懐くほど鋭い思索力ももっていなかった...
三木清 「語られざる哲学」
...清「でももうありませんヨ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...あの当時その原因をいねちゃんも私ももとより知る前だったから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...湛ももう大分大きくなったから...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...背後(うしろ)にまだ三人ばかりの島田やら桃割(ももわれ)やらを連れていた...
森鴎外 「雁」
...このところ職人どもも手不足でございまして」「これこれ...
吉川英治 「黒田如水」
...大君の御料の森は愛鷹(あしたか)の百重(ももへ)なす襞(ひだ)にかけてしげれり大君の持たせるからに神代なす繁れる森を愛鷹は持つこの山のなだれに居りて見はるかす幾重の尾根は濃き森をなせり蜘蛛手なす老木の枝はくろがねのいぶれるなして落葉せるかも時すぎて今はすくなき奧山の木の間の紅葉かがやけるかな一しきりその森を登つてゆくと間もなくそのムグラツトに出た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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