...浅葱木綿(あさぎもめん)の服を着た...
芥川龍之介 「上海游記」
...茜木綿(あかねもめん)の頭巾(づきん)にあさぎのへりをとりたるをかむり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...木綿(もめん)わたを細(ほそ)く紬(つむぎ)たるを二三分ほどにちぎりたるやうなるものなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...普段着の木綿(もめん)の着物で...
太宰治 「八十八夜」
...夜遅く東京へ帰ってもめんどうですから...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...粉にしたコーヒーをさらし木綿(もめん)の小袋にほんのひとつまみちょっぴり入れたのを熱い牛乳の中に浸して...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...下図をすっかり消してかき直すのもめんどうであったし...
寺田寅彦 「自画像」
...それもめんどうだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こいつが鬱金木綿(うこんもめん)の胴巻がないといって急に騒ぎ出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...汚ない黒木綿(くろもめん)の羽織に...
夏目漱石 「野分」
...新しく考えるのもめんどうなので...
野村胡堂 「胡堂百話」
...晒木綿(さらしもめん)で包まれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゴツゴツの木綿(もめん)で包まれるとお思いかえ...
野村胡堂 「礫心中」
...与一は木綿(もめん)の掛蒲団一枚と熟柿(じゅくし)のような...
林芙美子 「清貧の書」
...一日のうちに木棉綿(もめんわた)から糸を引き...
柳田国男 「母の手毬歌」
...鼠木綿(ねずもめん)の宗服に尺八を持った二人づれの虚無僧(こむそう)が...
吉川英治 「江戸三国志」
...晒木綿(さらしもめん)がダラリと二本はみだしている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...書生侍の木綿(もめん)のたもとには...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??