...……主筆 ちょっともの足りない気もしますが...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...もの足りないから...
泉鏡花 「印度更紗」
...あまりにもの足りない...
海野十三 「火星兵団」
...どうも私などには手ぬるく思われてもの足りない」「うん...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...会はさびしくて何だかもの足りない気持ちがした...
薄田泣菫 「茶話」
...笹村は何だかもの足りないような気持がした...
徳田秋声 「黴」
...そして何となくもの足りないような心持で...
徳田秋声 「黴」
...何かもの足りないように甘いいらいらしさを心に感じた...
徳田秋声 「爛」
...まだもの足りない...
夏目漱石 「三四郎」
...しかるにもの足りない...
夏目漱石 「三四郎」
...しかしまんざらもの足りない心持ちもしなかった...
夏目漱石 「三四郎」
...「これからさきは図書館でなくっちゃもの足りない」と言って片町(かたまち)の方へ曲がってしまった...
夏目漱石 「三四郎」
...なんだかもの足りない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私にはもの足りない...
平林初之輔 「当選作所感」
...なんだかもの足りない気がしました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...友よ 友よ 四年も君に會はずにゐる……さうしてやつと 君がこの世を去つたのだとこの頃私は納得したもはや私は 悲しみもなく 愕きもなく(それが少しもの足りない)君の手紙を讀みかへす ――昔のレコードをかけてみる...
三好達治 「檸檬忌」
...けれど妹たちにはそういう姉の態度が却(かえ)ってもの足りないようだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
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