...物そのものの本質に於てこれを捕える...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...ものの本にも実際にも...
泉鏡花 「婦系図」
...それは映画というものの本質や形態を無視した空論にすぎない...
伊丹万作 「著作権の問題」
...悪ものの本性をあらわして...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...軍人というものの本当の性質が分るまでには...
大杉栄 「続獄中記」
...説話其ものの本躰には...
高木敏雄 「比較神話学」
...歴史そのものの本質はそこにあるのではない...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...証明或るものが何らかのものの本性あるいは概念のうちに含まれると言うことは...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...分類されるべきものの本質に根ざした原理によってのみ分類なるものも許される...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...これが近代物理学の危機なるものの本質なのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...元来これは新聞そのものの本質乃至概念から決定されるべきものであるように見えるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そして実は観念そのものの本性上すでに判り切っている筈のことだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...資本主義そのものの本質の強調に他ならないのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...西洋文明そのものの本質を理解するのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...觀想そのものの本來志向する所より言へば...
波多野精一 「時と永遠」
...ただ吾々は時そのものの本質それの實相を...
波多野精一 「時と永遠」
...日本の開化期の文化に関係ある統計のあるものは極めて意味深く近代日本というものの本質を示していると思う...
宮本百合子 「明日への新聞」
...ソヴェト農業というものの本質についての理解のしかたは...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
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