...いかにもものぐさらしいし...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...土曜だから妹たちは早びけだと知りつつも倉地はものぐさそうに外出のしたくにかからないで...
有島武郎 「或る女」
...人間らしいものぐさもなし...
海野十三 「地球要塞」
...口数が少く、ものぐさで、ひとを喰ったようなところがある...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...あのものぐさと敏感さとには...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...横田があの通り懶惰(ものぐさ)だから...
豊島与志雄 「反抗」
...物臭太郎(ものぐさたろう)あたりでお待ちなすって下さいまし」「物臭太郎とは?」「穂高の明神様の前のところでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...仕官をするにはものぐさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...一向に出向いて行く気がしないのも自分のものぐさからではなく...
林芙美子 「浮雲」
...ものぐさなロロが...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...ものぐさくのろのろと水をかいている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...チューブ以上のものぐさ野郎だぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...物臭(ものぐさ)な...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...みんなは、君が安んじて君自身に表するその尊敬の度合を、ものぐさにも、そのまま喜んで受け容れてしまう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...だからものぐさに憂鬱になるのですよ」「憂鬱に?」と若い男はおうむ返しに言いながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...それが懶惰(ものぐさ)そうに...
柳川春葉 「青銅鬼」
...ものぐさな心が、一人居のうちに強くなってきたのかも分かりません...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...日ごろ物臭(ものぐさ)な高氏をしても...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索