...いかにもものぐさらしいし...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...だんだんものぐさくなって...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...ものぐさなしのび雨よ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...煙草盆4・25東京日日(夕)ものぐさな懶(なま)け者を主人公に取扱つたものに...
薄田泣菫 「茶話」
...のろのろとものぐさそうで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...ものぐさのおかげで大臣にも富豪にも泥坊(どろぼう)にも乞食(こじき)にもならずにすんだのかもしれない...
寺田寅彦 「柿の種」
...口数が少く、ものぐさで、ひとを喰ったようなところがある...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...何かのものぐさの結果か...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...それも不自由しないだけの金は国許(くにもと)から送ってくるし時間の束縛の多い職務に極めて物臭(ものぐさ)であった私が選んだ地位だけあって...
豊島与志雄 「微笑」
...「ほんとに懶惰(ものぐさ)でいらっしゃいますね...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...物臭太郎(ものぐさたろう)あたりでお待ちなすって下さいまし」「物臭太郎とは?」「穂高の明神様の前のところでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...ゆき子のそのものぐさな様子を...
林芙美子 「浮雲」
...ものぐさなロロが...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...ものぐさからでもあつたらうが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...チューブ以上のものぐさ野郎だぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...みんなは、君が安んじて君自身に表するその尊敬の度合を、ものぐさにも、そのまま喜んで受け容れてしまう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...だからものぐさに憂鬱になるのですよ」「憂鬱に?」と若い男はおうむ返しに言いながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...それが懶惰(ものぐさ)そうに...
柳川春葉 「青銅鬼」
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