...梅花は予に伊勢物語(いせものがたり)の歌より春信(はるのぶ)の画(ゑ)に至る柔媚(じうび)の情を想起せしむることなきにあらず...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...母(はは)の臨終(りんじゅう)の物語(ものがたり)は...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...帰幽後(きゆうご)こちらの世界(せかい)で見聞(けんぶん)したくさぐさの物語(ものがたり)を致(いた)しましたが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...今昔物語(こんじやくものがたり)にも往々(わう/\)化物談(ばけものだん)が出(で)て居(ゐ)る...
伊東忠太 「妖怪研究」
...人造人間(ロボット)の家このものがたりは...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...昨夜のできごとをくわしくものがたりました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...豆腐と故本野子(もとのし)10・16(夕)今日は細川風谷が豆腐の後日譚(ごじつものがたり)をする...
薄田泣菫 「茶話」
...曾我物語(そがものがたり)に縁古のある土地であった...
田中貢太郎 「火傷した神様」
...「まづ女御(にようご)の御方(おんかた)にてむかしのおんものがたりなどきこえたまふに夜更(よふ)けにけり...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...特にそれらのうちで最もすぐれた作である『源氏ものがたり』が...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...たまには三原山記事を割愛したそのかわりに思い切って古事記(こじき)か源氏物語(げんじものがたり)か西鶴(さいかく)の一節でも掲載したほうがかえって清新の趣を添えることになるかもしれない...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...後のものがたりいかにぞや...
中里介山 「大菩薩峠」
...一 若き時は夫の親類友達下部(しもべ)等の若男(わかきおとこ)には打解けて物語(ものがたり)近付(ちかづく)べからず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...謂わば古風なものがたりであり...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...『今昔物語(こんじゃくものがたり)』という本に出ている...
柳田国男 「母の手毬歌」
...支那の古伝説として日本に伝わっている「邯鄲夢枕物語(かんたんゆめまくらものがたり)」に……盧生(ろせい)が夢の五十年...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...つまりこの如月寺(にょげつじ)の縁起譚(ものがたり)の前に起った出来事で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それから「雜兵物語(ざふひやうものがたり)」といふ江戸初期の隨筆物があるが...
吉川英治 「折々の記」
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