...――サン・クリストフの伝説を慶長版(けいちょうばん)の伊曾保物語(いそぽものがたり)風にちょうど半分ばかり書き直したものは今月のある雑誌に載せられている...
芥川龍之介 「文章」
...あの竜宮(りゅうぐう)の物語(ものがたり)は実際(じっさい)こちらの世界(せかい)で起(おこ)った事実(じじつ)が...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...斯(こ)う言(い)った物語(ものがたり)も現世(げんせ)の方々(かたがた)に...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
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伊良子清白 「孔雀船」
...◯十二節―二十一節は有名なる幽霊物語(ゆうれいものがたり)にして...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...加嶋屋源太兵ヱものがたりに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...曾我物語(そがものがたり)に縁古のある土地であった...
田中貢太郎 「火傷した神様」
...筆者源太夫は尼について昔のものがたりを聞かんものと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...それは全然(まるで)作物語(つくりものがたり)にでもありそうな事件であった...
徳田秋声 「あらくれ」
...ねものがたりの叢記名所たるにより上聞に達し...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて景清の戦物語(いくさものがたり)も済んで一番の謡も滞(とどこお)りなく結末まで来た...
夏目漱石 「行人」
...あっしの「雷太郎強悪物語(いかずちたろうごうあくものがたり)」でげすが...
林不忘 「仇討たれ戯作」
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槇村浩 「出征」
...大衆的なものがたり形式にせず小説とした点においている...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...頃日(このごろ)珍書刊行会が『後昔物語(のちはむかしものがたり)』を刊したのを見るに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...平田翁の手を経て世に公(おおやけ)にせられたものであるが別にそれ以外に『幸安仙界物語(こうあんせんかいものがたり)』三巻...
柳田国男 「山の人生」
...大罪を犯すに到った聖僧の懺悔譚(ざんげものがたり)』なぞいう奇怪な実例が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ゆうべの夢の“夢ものがたり”を話しだされたのであった...
吉川英治 「私本太平記」
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