例文・使い方一覧でみる「ものうげに」の意味


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...石炭を積んだ達磨船(だるまぶね)や白ペンキのはげた古風な汽船をものうげにゆすぶっているにしても...   石炭を積んだ達磨船や白ペンキのはげた古風な汽船をものうげにゆすぶっているにしてもの読み方
芥川龍之介 「大川の水」

...自分もものうげに立ちあがった...   自分もものうげに立ちあがったの読み方
江戸川乱歩 「影男」

...根気(こん)のいいものだね」彼はものうげに...   根気のいいものだね」彼はものうげにの読み方
江戸川乱歩 「五階の窓」

...ものうげに眉をあげて檻の中をしずかに観察しはじめた...   ものうげに眉をあげて檻の中をしずかに観察しはじめたの読み方
太宰治 「逆行」

...彼等がものうげに動くたびにちりんちりんと鳴る小さな垂れ下っている飾物を身に著けていた...   彼等がものうげに動くたびにちりんちりんと鳴る小さな垂れ下っている飾物を身に著けていたの読み方
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」

...船の荷倉に折り重なって豚のように寝ているニグロの群れを映じてそれにものうげに悲しい鄙歌(ひなうた)を歌わせるのがあった...   船の荷倉に折り重なって豚のように寝ているニグロの群れを映じてそれにものうげに悲しい鄙歌を歌わせるのがあったの読み方
寺田寅彦 「映画時代」

...あるいはまだ長い眠りがさめきらないようにものうげに八対の足を動かしていた...   あるいはまだ長い眠りがさめきらないようにものうげに八対の足を動かしていたの読み方
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」

...ものうげにからだを動かして...   ものうげにからだを動かしての読み方
新美南吉 「和太郎さんと牛」

...ものうげにゆれている河面にゆめのような華彩の影をおとし...   ものうげにゆれている河面にゆめのような華彩の影をおとしの読み方
西尾正 「放浪作家の冒険」

...ものうげに百合子の子供のやうな手を見てゐる...   ものうげに百合子の子供のやうな手を見てゐるの読み方
林芙美子 「「リラ」の女達」

...の木立はものうげに...   の木立はものうげにの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...ものうげに滑らかにやすらっているし...   ものうげに滑らかにやすらっているしの読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」

...ものうげにいった...   ものうげにいったの読み方
室生犀星 「姫たちばな」

...溜息わが家には子守唄はたと止みつつひとびと物言はずものうげにうごくことなくただ溜息のみつききのふもけふも暮れけり...   溜息わが家には子守唄はたと止みつつひとびと物言はずものうげにうごくことなくただ溜息のみつききのふもけふも暮れけりの読み方
室生犀星 「忘春詩集」

...ものうげに折々眠元朗を見戍(みまも)るだけだった...   ものうげに折々眠元朗を見戍るだけだったの読み方
室生犀星 「みずうみ」

...ものうげに立ちあがった...   ものうげに立ちあがったの読み方
山本周五郎 「五瓣の椿」

...ものうげに説くところであります...   ものうげに説くところでありますの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...――吉保は、重秀が立ち帰ると、「ああ、ちと酔うた」と、ものうげに、両手をうしろへ落し、大廂(おおびさし)の外に、わが世の春を飾るがごとくある星を仰いで、大きく酔後(すいご)の息を吐いた...   ――吉保は、重秀が立ち帰ると、「ああ、ちと酔うた」と、ものうげに、両手をうしろへ落し、大廂の外に、わが世の春を飾るがごとくある星を仰いで、大きく酔後の息を吐いたの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

「ものうげに」の書き方・書き順

いろんなフォントで「ものうげに」

「ものうげに」の英語の意味


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