...と廉平はやや屹(きっ)としたものいいで...
泉鏡花 「悪獣篇」
...重きものいいの渋(しぶり)がちにも...
泉鏡花 「海城発電」
...軽薄(けいはく)なものいいをしたりして...
伊藤左千夫 「老獣医」
...あまりに無神経(むしんけい)な芳輔(よしすけ)のものいいにかっとのぼせてしまった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...現代のきびきびした物言(ものいい)に移されたとき...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...今もなお上品な物言(ものいい)の婦人に用いられている...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...そんなことからお梅どんもぼつぼつものいい出しましたけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...飛んだ物言(ものいい)になったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...明晰(めいせき)な声音(こわね)やものいいにも御気質があらわれていたのでしょうと思います...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...」とつんと突き放したものいいをすると...
長谷川時雨 「九条武子」
......
二葉亭四迷 「浮雲」
...と 青バエが ものいい...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...鈴木文史朗という新聞記者だったものがアメリカまで行ったあげくなおこういうものいいをするぐらいなのだから...
宮本百合子 「鬼畜の言葉」
...お湯のだものいいわねえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...珍らしき日本人にものいいたげなる末の姫に向いて...
森鴎外 「文づかい」
......
八木重吉 「貧しき信徒」
...「の」の字をゆっくりと引っ張るそのものいいがちょっと甘えかかっているようにきこえる...
矢田津世子 「父」
...「ものいいは、荒っぽいが、おもしろいお人だろう...
吉川英治 「平の将門」
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