...たれもはいってくるものはありません...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...表面にあらはれたものの一歩奥を見ることの出来るものでなければ...
田山録弥 「新しい生」
...遠近法などゝいふものは殆ど無視されてゐて...
田山録弥 「動的芸術」
...読んで尊敬したものもあったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...そうしたものとは一応独立に...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...廻って見ると怪訝が一種の恐怖に近いものになりましたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...今宵限(こよいかぎり)の朧(おぼろ)だものと...
夏目漱石 「虞美人草」
...句の趣が俗謡だもの」と与次郎らしい意見を提出した...
夏目漱石 「三四郎」
...極(きは)めて短(みじ)かい形式的(けいしきてき)のものが多(おほ)かつた...
夏目漱石 「門」
...實に詰らんものですね...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...俳境(はいきょう)のようなものを自得しつつある峰吉だった...
牧逸馬 「舞馬」
...永生(ながいき)はしたいものぢやわい...
牧野信一 「川を遡りて」
...われわれ人間とも見えないその人たちは」「わたしどもの愛の子供たちです」モリイシャは恐しそうに身を引いた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...食物に比較して便宜品や愉楽品が豊富になるまではこれに対する決定的趣味を滅多にもつものでないことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...偽善に対して偽悪という妙な言葉で呼ばれるものがそれである...
三木清 「人生論ノート」
...きちんと同じからだに纒められるものを持つてゐたからだ...
室生犀星 「めたん子傳」
...工人に望むところは形を豊(ゆたか)にし絵附を活々したものにして貰うことであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...きっとかよがいるものと思っていて下さいまし...
山本周五郎 「風流太平記」
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