...「今般去る貴婦人の需(もとめ)に応じグット艶(つや)ッぽく露の家尾花と改号」云々という文である...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...それは握手をもとめているらしく思われたので山木はちょっと気味がわるかったが...
海野十三 「火星探険」
...湯河原高級副官の姿を探しもとめたが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...そのそばに咲いてゐたつゆくさの紫をさがしもとめてゐたが...
小穴隆一 「二つの繪」
...○婚姻(こんいん)は秋山十五ヶ村をかぎりとして他所にもとめず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...無慈悲にも永久に彼から離れ去つた父をもとめて...
薄田泣菫 「独楽園」
...そのなかに似合の例をもとめるのに過ぎないが...
薄田泣菫 「独楽園」
...自由をもとめて唸りはじめた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...そしてその代りに農夫がもとめるのと同様な――それはもっと圧縮された形のものかもしれないが――気散じと交際とを求めているのだということが解らないのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...てんで気にもとめない...
太宰治 「新ハムレット」
...不レ応二其求(そのもとめにおうぜず)一...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...つひぞ気にもとめずにゐた医師高間房一といふ人物がそこに忽然と姿を現してゐるのをいやでも見なければならぬと感じさせた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...僕は気にもとめなかった...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...へいのかげなどの暗いところをもとめながら...
新美南吉 「名なし指物語」
...ああ なににあこがれもとめてあなたはいづこへ行かうとするかいづこへ...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...求子(もとめこ)の一ふしをうたった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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室生犀星 「抒情小曲集」
...気にもとめなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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