...下痢(げり)は一週間たってもとまる気色(けしき)は無い...
芥川龍之介 「春の夜」
...其外私の記憶に殘つてゐるものは「ひと夜」「闇の夜」「まくらもと」「お波」などであるが...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...フォールズは明治十一年ごろちょっと日本にきていたようにもとれるが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...もとより一人一人の顔などは眼に入らない...
高見順 「如何なる星の下に」
...それもまだそこの所だけもとの穴の形に少し凹んでいるという...
知里真志保 「あの世の入口」
...しばらくすると彼は袂(たもと)から眼鏡を出して...
徳田秋声 「縮図」
...旧(もと)は夜店で果物なんか売っていたんですけれど...
徳田秋声 「挿話」
...畑の桑は一株ずつ髻(もとどり)を結(ゆ)われる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...伯母さんがお蚕様はもとお姫様だつたなぞと教へたもので寐るときにはちやんと御機嫌ようをし...
中勘助 「銀の匙」
...この麓(ふもと)の宿には...
中里介山 「大菩薩峠」
...もとより彼女の家は附近に隙間(すきま)なく護衛が配置されてあった...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...平たい大皿を懐中し吸物椀(すいものわん)の蓋(ふた)を袂(たもと)にする者もある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その小さな本を私の枕もとに伏せてしまつた...
堀辰雄 「旅の繪」
...もともとがんじょうな元気な児なのですからね……」「あなたのお小さいアントンさんがお丈夫だというお話を伺うのは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...もともと軍需工場の精密作業に従つてゐた技師たちの...
三好達治 「オルゴール」
...微笑を含んだ眼もとに冴え光るものの走るのを眺め...
横光利一 「旅愁」
...もとより当時の芸術家のなかには朝鮮人もいたであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...もとは伽藍全体の一小部分に過ぎなかつたことも解つてくる...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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