...それに寝台のまくらもとの電灯の光があたっているので...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...彼はカイツブリの神に救いをもとめるように...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...板倉が妙子の体をぐっと手許(てもと)へ引き寄せた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もと/\商品であるのではないが...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...一本は根もとに傷を受けながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自ら一購読雑誌として企業的組織をもとうとしている如きがそれである...
中井正一 「「壇」の解体」
...もとの炉辺へ向って一直線に走りつけたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...奉加帳を廻して少しくらゐの資本(もとで)は集めてやるぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...と固(もと)より見送って呉れる筈なので...
二葉亭四迷 「平凡」
...経済はもとより、社会の諸組織、諸制度も技術的に作られる...
三木清 「哲学入門」
...これを宜山の許(もと)に遣つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もとよりこれには曹洪以下...
吉川英治 「三国志」
...もとより万端の準備に欠けている正成ではなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...軽視はできません」「もとよりのこと」「坊主の自白によりますと...
吉川英治 「新書太閤記」
...猛烈な砲撃のもとに...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこもとはいうまでもなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大紋烏帽子(だいもんえぼし)という古典的な装いの下(もと)に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...けれど足もとも身体も...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索