...加賀大佐は直ちに旗艦須磨の艦隊司令官大羽中将のもとへ知らせたのであった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そしてその力の源(みなもと)はどこにあるのだろうか...
海野十三 「金属人間」
...生死はもとより一大事なり...
種田山頭火 「其中日記」
...陸橋の袂(たもと)で駐(と)まったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...彼女は彼の許(もと)に...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...女はもとより口も聞かぬ...
夏目漱石 「草枕」
...「この一座には古いのか」「一年ほどになります」「もとは何處に居た」「旅廻りの芝居に居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...熱に浮かされたやうで休みもとれない私は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...日本のシュロの名はもとは椶櫚の字面から出たものであるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...耳元(みゝもと)で夫人(ふじん)の聲(こゑ)を聞(き)いた時(とき)には些(すこ)しく驚(おどろ)きました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...しかるに歴史はもと行為の立場から把握さるべきものである...
三木清 「哲学入門」
...もとより袂の端だって見えっこありはしない! その時分は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...君し来(こ)ば手馴(てな)れの駒(こま)に刈り飼はん盛り過ぎたる下葉なりともとても色気たっぷりな表情をして言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「人が見るから」二人の少年は橋のたもとを左へ曲った...
山本周五郎 「さぶ」
...ついに書物もとじふせて...
吉川英治 「大岡越前」
...心もとない大軍の出動とやら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...やはり誰もと同じように...
吉川英治 「新書太閤記」
...もとの所に戻つて來ると...
若山牧水 「熊野奈智山」
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