...こんな手もとで私があつめたものだから蒐集として人に誇るほどのものは何一つ無い...
會津八一 「支那の明器」
...数馬は一本もとらずにしまいました...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...』『いつもお国元(くにもと)のみにお暮(く)らしでございましたか?』『そうのみとも限(かぎ)りませぬ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それまで極(きは)めて幼稚(ようち)であつた地震學(ぢしんがく)が本當(ほんとう)の學問(がくもん)に進歩(しんぽ)した基(もとゐ)であるので...
今村明恒 「地震の話」
...もとの牢屋の中にはいりました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...もとの如くに手綱張る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お上さんにもうんと資本(もと)を貸しますよ...
徳田秋声 「あらくれ」
...「友に裏切られた!……」オリヴィエはコレットのもとへ行っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もとより脳膸も入れたのであるから...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...母親のもとに帰されましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まつたく彼の許(もと)を立ち去らなくてはならないといふことが堪へられないことなのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は足もとの小さな苔(こけ)を見ながら...
宮沢賢治 「雁の童子」
...もと浮山さんが吹いたと言う...
三好十郎 「冒した者」
...もともと買つて貰ふ時に...
三好十郎 「地熱」
...己達霊どもと同じ高さの位置に立とうと...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...もとより佐渡一ヶ所に限られたことはなく...
柳宗悦 「工藝の道」
...胸奥に絶えず描きもとめているふるさと...
横光利一 「旅愁」
...暑さもいちどに袂(たもと)を払って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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