...国際の礼儀(れいぎ)法式(ほうしき)のごとき固(もと)より眼中(がんちゅう)に置(お)かず...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...おもへばわれは清見寺(せいけんじ)のふもとにさすらへる身ぞ...
高山樗牛 「清見寺の鐘聲」
...足許(あしもと)にはずんずんと黄昏(たそがれ)の色が...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...章一は己(じぶん)の家へ帰るのが怕(こわ)いので山崎夫人の許(もと)へ往こうとしていた...
田中貢太郎 「一握の髪の毛」
...しかしこういったキリスト教観念にもとづいた考えは...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...足下(あしもと)の帷幄でも...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...だがこの冷やかな射撃では!……そしてもとより彼奴は打ち方を知ってる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もとは家主の住宅の離座敷であつたのを...
永井荷風 「来訪者」
...寝ころんでいた自分の枕許(まくらもと)で見つけ出したのが貧乏徳利(びんぼうどくり)であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...もとの知行所があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...白日の下(もと)に...
中里介山 「大菩薩峠」
...ごもっともと云わなければなりません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...一つの小石が何処(どこ)からともなく飛んで来て私たちの足許(あしもと)に落ちた...
堀辰雄 「美しい村」
...まもなくすつかりもとのとほりになりました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...針箱は活動的で一家の清潔の源(みなもと)に近くていいわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最(もと)も善きものを見出ださでやはあるべき...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「手前が座頭(ざがしら)の染之助でございますが……」「太夫元(たゆうもと)の長吉もこれへ出い!」「ええ...
吉川英治 「江戸三国志」
...わしの手もとにまかせておけ...
吉川英治 「新書太閤記」
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