...素戔嗚は手もとを緩(ゆる)めるまでもなく...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...妻は私の枕もとで...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...髻(もとどり)にも影さす中に...
泉鏡花 「瓜の涙」
...「もとこの一座にいたという海盤車娘(ひとでむすめ)を御存知?」「ああ...
海野十三 「三人の双生児」
...例の果しのない唄もとうとう終って...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...)――私の手もとに明治四十年発行の東京市編纂(へんさん)「東京案内」という本があるが(この明治四十年というのは...
高見順 「如何なる星の下に」
...藤本(ふじもと)という...
徳田秋声 「縮図」
...もとの通り蒼白い色に戻ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...足許(もと)にあつまる鳩(はと)を避(よ)けて歩きながら...
長谷川時雨 「九条武子」
...すぐさま実隆のもとへ礼を述べに駈けつけたが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...又もとのもくあみだとわたしは慨嘆した...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...阿母は米塩の資(もとで)だけには事欠ぬと云つてゐたが阿父は西瓜畑の一隅の...
牧野信一 「熱海線私語」
...『特殊の風格を備えたる先生の英文は翻訳をもってしては到底その真味を伝うる能(あた)わざるとともにその本旨にももとるものあるべきをおそれ……』その抄訳(しょうやく)さえも天心全集に収められなかったものを...
村岡博 「茶の本」
...同胞である院の女御(にょご)はもとより...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この領域でも支那はもとより巨大であろうが...
柳宗悦 「工藝の道」
...もとは正月晦日(みそか)を重要視し...
柳田国男 「年中行事覚書」
...咽喉もとの唾も涸れて来た...
横光利一 「旅愁」
...その緊密な同盟のもとに謀(はか)り合ってしたものという外交的効果が...
吉川英治 「新書太閤記」
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