例文・使い方一覧でみる「もて余し」の意味
スポンサーリンク...父はややしばらく自分の怒りをもて余しているらしかったが... 
有島武郎 「親子」
...やがて気持をもて余しながらも...
梅崎春生 「幻化」
...しかし私はなかなかもて余しはしない...
梅崎春生 「庭の眺め」
...多少この事件をもて余していた裁判所は...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...自分で自分をもて余します...
太宰治 「秋風記」
...これは自分でももて余していて...
太宰治 「わが半生を語る」
...自分で自分の体をもて余しているっていいますからね』『でも...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...それでも自分自身をもて余して...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...北原賢次がもて余しきった時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶対安全と信じてもて余していた一個の東を打って来たから...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...おめえ一人でもて余してるくれえなんだから...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...余りに事なき生活に体をもて余している連中もある...
吉川英治 「三国志」
...もて余したことらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...誰がもて余しているかといえば...
吉川英治 「新書太閤記」
...それから体をもて余してしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...次の間にでもかくれて様子を窺（うかが）っているのか、もて余して、戸外（そと）へ出てしまったのか、三河守はもうそこにいなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...とかく体をもて余しまするので...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...もて余しておる」「お困りとは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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